内容説明
ロシア革命もソ連の崩壊も資本主義の変容も実体験したマルクスなら、目標とする共産主義をどう描くのだろうか!?
目次
第1章 マルクス「未来社会論」の原点を探る―人間論から出発したマルクス
第2章 人間論から階級闘争論へ―『貧困の哲学』か『哲学の貧困』か
第3章 共産主義とは「体制」ではなく「運動」のことか―『ドイツ・イデオロギー』と未来社会
第4章 ロシア革命とマルクス、エンゲルス、レーニン―史的唯物論はどこまで適用できるのか
第5章 マルクスの未来社会論とその多義性―『内乱』と『ゴータ綱領批判』についての様々な見解
第6章 資本主義の現状と「しのび寄る」未来社会―資本主義の「文明化作用」とその反逆
第7章 「社会主義への疑問」と展望―所有形態をめぐって―ソ連崩壊前のマルクスと崩壊後のマルクス
第8章 「社会主義への疑問」と計画経済の展望―官僚制にならないための新しい生産の組織
第9章 「自由で全面的に発達した人間」―「市民社会」としての未来社会像
補論 マルクス、レーニンとヘーゲル弁証法
著者等紹介
聽涛弘[キクナミヒロシ]
1935年生まれ。京都大学経済学部中退、1960~64年に旧ソ連留学。日本共産党国際部長、政策委員長を歴任。元参議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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