内容説明
個の尊厳を保障する教育・学校をめざして。見えない背景を理解する窓をもっていますか?多職種協働、チームでささえる子どもと家庭。
目次
第1部 子ども理解とスクールソーシャルワーク実践(たったひとりの子も見のがさない;「困った子は困っている子」論を超える;多文化社会としての学校とスクールソーシャルワーク)
第2部 ひとりの子どもも見のがさない支援の創造(病気や障害のある子どもと特別支援教育;マイノリティの子どもの心理的・社会的支援;「いじめ」をめぐるアプローチ;被災地の子どもの発達支援と地域づくり;地域・施設・学校をつなぐさまざまな支援のかたち)
著者等紹介
鈴木庸裕[スズキノブヒロ]
日本福祉大学子ども発達学部
新井英靖[アライヒデヤス]
茨城大学教育学部
佐々木千里[ササキチサト]
名古屋市立大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
31
学校現場には多様で背景に様々な生活問題を抱えている子どもたちがいます。その子どもたちの尊厳をどのようにして守っていくのか、聞こうしなければ聞こえてこない声にどのように向き合っていくのか、正面から考える必要性が学校教職員やスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーには求められています。本著は多職種協働・チームをキーワードで問題の考察がされています。しかし深くまでは考察できていない印象です。編者の著書は多く意欲的に出版を重ねていますが、研究の厚みが薄くなっていると感じるのは僕だけでしょうか。2018/09/28