内容説明
労働が価値を生み出すというのがマルクス経済学の神髄である。しかし、価値を生み出すのは、果たして労働だけなのか。労働者を「商品」ではなく「人間=市民」としても捉えないと、社会変革の主体を正確に捉えられないのではないか。自己の到達に満足せず、ラディカルに自己刷新をくり返したマルクスを捉え直す意欲作。
目次
1 労働者は「労働力商品」ではなく、人間=市民である
2 労働者なのに資本家の仕事をさせられる“苦悩”
3 貨幣はなぜ「この世の神」なのか
4 貨幣はどのようにして資本に転化するのか
5 労働価値説は修正される必要がある
6 「狂った形態」の資本が世界を席巻する
7 未来を展望するマルクス
著者等紹介
岩崎信彦[イワサキノブヒコ]
1944年生。社会学専攻、神戸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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