内容説明
中国を代表する哲学者が、専門の価値論をふまえて論じた中国文化論の邦訳が、大好評の英語版に続いて登場。文化を人間の労働と活動による自然と人間の人間化と捉え、中国文化を56の民族すべてが五千年の歴史で積みあげた多重性文化として論じる。その中で科学的態度の欠落という中国の過去を反省し、民主主義と法治の重要性を説く。
目次
文化と人間のふるさと
第1部 文化概論(人間化としての文化;文化の基本形態;文化の様式における「多元」と「一元」;文化の質における「良質」と「低俗」;文化の運命における「興隆」と「衰退」)
第2部 中国文化論(中国の伝統文化の価値傾向;中国の伝統文化の多重品格;中国の伝統文化の総体的批判)
第3部 新文化建設論(文化のモデルチェンジ―挑戦と活路;豊かさと強さ―物質的文化の近代化;民主主義―制度的文化の近代化;文明―精神的文化の近代化)
新世紀の中国文化に向かって
著者等紹介
李徳順[リトクジュン]
1945年生まれ。中国人民大学哲学博士。中国人民大学教授、中国社会科学院哲学研究所副所長・文化研究センター主任を経て、中国政法大学終身教授・人文学院院長。中国弁証法的唯物論研究会副会長
上村元顧[ウエムラアサミ]
1975年生まれ。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。現在横浜国立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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