内容説明
教育と福祉、学校と福祉の新しいあり方を、学校ソーシャルワークの視点から再構築する試み。地域の再生をめざす福島から、生きづらさがひろがるこの国の子どもたちのために。
目次
第1章 「つなぐ」仕事から「つながりをつくる」仕事へ(ゆれることとつなぐこと―重要な他者の発見と克服環境のひろがり;農の営みを通じたひとと地域のつながり―「稲のことは稲に聞け、子どものことは子どもに聞け」)
第2章 地域生活指導と学校ソーシャルワーク(地域生活指導を再考する;学校ソーシャルワークの学校論;地域の福祉的施設としての学校論)
第3章 多文化社会・カナダからの学び(子どもの人権と教育機会の保障―カナダ・トロントで出会った人びと;いじめ・暴力・ハラスメント・LGBT―異質排除への気づきとグループワーク;特別なニーズ教育をめぐるチームワーク)
第4章 東日本大震災が問いかけた学校と福祉(学校が持つフィルターを付けかえる―震災後のスクールソーシャルワーカーの役割;微力ではあるが無力ではない;子どもの知への問いからはじまる)
第5章 子どもとの出会い直しのための学校福祉(生活から問い直す子どもの権利―どんな力を育てるか;協働の力を子どもたちの力に)
著者等紹介
鈴木庸裕[スズキノブヒロ]
1961年、大阪府生まれ。愛知教育大学大学院教育学研究科教育実践学専修修了(教育学修士)。福島大学大学院人間発達文化研究科(学校福祉臨床領域)教授。社会福祉士、学校心理士。日本学校ソーシャルワーク学会前事務局長、日本スクールソーシャルワーク協会理事、福島スクールソーシャルワーカー協会理事長、福島県教育委員会他スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー、学校心理士スーパーバイザー。日本生活指導学会、日本学校ソーシャルワーク学会、日本教師教育学会、日本特別ニーズ教育学会、日本社会福祉学会、日本子ども家庭福祉学会、日本臨床教育学会、日本福祉教育・ボランティア学習学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
昌也
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- 和書
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