内容説明
社会に支えられ、社会への信頼を育む。
目次
1 育ちゆく日々(保障される息子たちの日本語学習;曜日によって異なる学校の始業時刻;15歳!人生初の職業体験;仮装で楽しむ春のお祭りヴァップ ほか)
2 仕事と暮らし(市民のリビング 図書館;サンタの国 フィンランド;私の新しい仕事 学習支援員;夏の家族旅行 日本への帰国 ほか)
3 解説―フィンランドの現在、過去そして、これから(社会制度;文化・言語・共生)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
43
北欧らしいデザインの表紙から 想像していた内容とはまったく違った。フィンランドの教育と社会保障が詳細に説明されている。実際に二人のお子さんがいる藤井さんは、フィンランドで支援学校の教員。2017年がロシア独立から100年。50年年前は、まだ北欧の貧しい国のひとつで、男女平等とは程遠く、日本とよく似た環境だったらしい。日本が バブルに浮かれている間に、着実に社会福祉の国に変貌。自然と共に生きる生かされてるということを誇りとする素晴らしい国。さすがムーミンが生まれた国だ。2017/09/13
ジュースの素
10
北欧と言えば充実した福祉を思い浮かべるが、実際の日常を見ると羨ましいほどの暮らし。3人の子供の学校の様子も生き生きしている。ロシアから独立して100年、今は暮らしやすい国になった。日本では年々人口減が問題だが、経済を根本から考え直せば少人数で賄えるはず。出産費用も少なくて教育や文房具も無料、塾もない。日本の異常な支出の必要性は何なのだろうと疑問を持つ。移住したくなる。2018/07/14
🌿
0
(借本)フィンランドに興味が湧く。福祉のこと歴史のこと日常生活のことがわかる。子育てのこととか。また勉強してよみなおしたい。2019/11/23