内容説明
穴のあいたページをめくったら、びっくり!同じ絵でも、部分と全体では、印象が変わる!コツを体験して「メディアリテラシー」を身につけよう!情報に振り回されない8つの「コツ」。
目次
1 人里にクマがでた!
2 ケンカ相手の言い分は…
3 動物園からワニが逃げた!
4 両国の関係、ちょっと心配…
5 こわい病気がうつるかも!
6 地球温暖化がついに解決か!
7 よく当たる宝くじ売り場
8 犯人はコイツに決まってる!
著者等紹介
下村健一[シモムラケンイチ]
TBSでアナウンサーを15年務めた後、フリーキャスター(筑紫哲也NEWS23、サタデーずばッと、等)10年。内閣審議官に従事したのち、慶應義塾大学、関西大学を経て、白鴎大学で教鞭をとる
艸場よしみ[クサバヨシミ]
編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
46
先日中学の教育講演会で、下村健一氏から「情報に踊らされないための4つのハテナ」を紹介していただきました。そして、目の前の情報に対して、①まだわからない。即断(ソくだん)するな ②う呑み(ウ呑み)にするな ③一つの見方に偏る(カたよる)な ④隠れているものはないか。中(ナか)だけ見るな を常に心掛けることを教えていただきました。4つの心得のなかから取り出した言葉が「ソウカナ」です。その時に紹介していただいた、メディアリテラシーのポイントをわかりやすく解説した絵本で、とても楽しく学ぶことができました。2019/09/15
けんとまん1007
25
絵本ながら、テーマがメデイアリテラシー。基本は、視点・立ち位置を変えること。自分の視点に固執しないこと。ただ、これが難しい。それが、わかりやすく書かれている。2019/06/04
ほんわか・かめ
23
素晴らしいアプローチ本!メディアリテラシーを【体験】して学べます。ページに開けられた小さな小窓からは、ある場面の一部分が見えます。それはまるでニュースでよく見かける場面のようです。しかしページをめくると、その周辺の情報まで見え、印象が変わることを体験できます。《まだわからないよね?》《他の見え方もないかな?》《隠れているものはないかな?》この3つのキーワードを念頭に、自分の頭の中の窓を広げて物事を見る癖をつけさせたいものです。SNSで発信者となる前に身につけておきたい能力ですね。〈2017/かもがわ出版〉2022/03/09
ろくべえ
22
★4 小高〜 5年生ブックトークで紹介。光村国語の教科書でこれから出てくる下村健一さんの『想像力のスイッチを入れよう』をわかりやすくした絵本版。メディアリテラシーを学ぶ8つのコツ。これ、大人にも必要です。2018/11/14
><
16
初版2017年。とても勉強になりました。メディアから流れる情報をこんなふうに見てみよう!というコツが8つ書かれています。「おわりに」を読むと、この本ができた理由がより一層理解できました。情報をどんなふうに受け取るか。どう考えるか。大切なお話だと思いました。2021/08/20