内容説明
「この子のこと、放っておけない」と気づいたとき、「気づき」をつなぐことも、専門職としてのチカラです。いじめ・不登校・学校事故・貧困・教師のメンタルヘルスなど、さまざまな問題に教職員とスクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラーなどが協働して、地域で子どもの支援にかかわるおとなたちともつながりながら、「チーム学校」が問題の解決のためにできること、その可能性をあきらかにします。
目次
第1章 チーム学校とはなにか―専門性と協働の世界(学校の組織力向上と地域連携;1つの職種で取り組む時代ではない―いじめ問題をもとに ほか)
第2章 人と人とをつなぐ専門性―相手の気づきに働きかける秘訣(問題を包括的にとらえる視点;「つなぐ」とは「つながり」をつくること ほか)
第3章 学校でのいじめ・自死・事故の問題が「チーム学校」に問いかけていること(チーム学校の視点から見た学校事故・事件に関する諸問題;重大事故・事件が起きた現場に生じる重層的な「ズレ」 ほか)
第4章 “チーム学校”Q&A―スクールソーシャルワーカーはこう考えます(担任として日々子どもの様子を見ていて、いじめかどうか判断に迷っています。また、判断に迷うので、具体的な対応が思いつかず悩んでいます。このようなとき、校内のいじめ対策組織やスクールソーシャルワーカーに何を伝え、どのような連携を図っていけばいいでしょうか。;通常学級か特別支援学級かの選択で、いま学校と保護者との間で意見がまとまらず、子ども自身も困っています。学年主任として仲裁できるようなチームをつくり会議を開催したいのですが、それまでの準備や会議の司会をする上で大切なポイントを教えてください。 ほか)
著者等紹介
鈴木庸裕[スズキノブヒロ]
福島大学大学院人間発達文化研究科教授
佐々木千里[ササキチサト]
京都市・寝屋川市・静岡県等スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー、社会福祉士
住友剛[スミトモツヨシ]
京都精華大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆう。
saiikitogohu
yas