内容説明
安倍内閣の「一億総活躍プラン」に代わって、著者による海外調査の結果もふまえながら、長時間労働の規制から賃金の引き上げまで、働き方を変える方策の正当性、実現可能性を示す。
目次
第1部 安倍政権による規制緩和政策(ニッポン一億総括躍プラン;「同一労働同一賃金の実現」「最低賃金引き上げ」「長時間労働の是正」;ある印刷会社の労働現場から;安倍政権による規制緩和の概要)
第2部 ニッポンの働き方を変える方法(長時間労働の規制を!;真のワークライフバランスの実現を!;正規雇用と非正規雇用の格差の解消を!;「同一(価値)労働同一賃金」の実現を!
最低賃金の引き上げ・公契約条例を!
有期労働契約の入り口規制を!
労働規制改革は社会保障制度の改革とセットで!)
第3部 海外に学ぶ(デンマークに学ぶ;オランダに学ぶ)
補論 四野党共同提出「長時間労働規制法案」の意義
著者等紹介
中村和雄[ナカムラカズオ]
弁護士(京都弁護士会所属)。日弁連労働法制委員会委員、日弁連貧困問題対策本部委員、京都大学法科大学院非常勤講師、非正規労働者の権利実現全国会議副代表、労働弁護団常任幹事、自由法曹団京都支部幹事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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