内容説明
国会議員として２４年、権力と対峙し続けた生きざまとたたかい。女性への暴力は許されない！
目次
第１章 女性の自立と政治参加―自分史のなかから（女性としての自立の覚悟―父と父の時代との確執；政治家への歩み―市議会議員そして国会議員に）
第２章 ジェンダー平等と女性への暴力撤廃―国会議員２４年のたたかい（配偶者暴力（ＤＶ）をなくすために
「慰安婦」問題解決のための立法提案
国会とセクハラ
民主主義を崩壊させる小選挙区制）
第３章 従軍看護婦が見た日本軍「慰安婦」（中里チヨさんへのインタビュー）
著者等紹介
吉川春子［ヨシカワハルコ］
１９４０年１１月、東京に生まれる。１９６４年、中央大学法学部卒業。１９７３～７６年、埼玉県八潮市議。１９８３～２００７年、日本共産党参議院議員（４期）。平和と女性にこだわって、憲法改正を阻止し、小選挙区制を変えることに情熱を注ぐ。とりわけＤＶ法、児童買春ポルノ処罰法、「慰安婦」問題解決法などの女性の人権にかかわる立法を、他党の議員とも協力して取り組む。現在、「慰安婦」問題解決のため草の根の運動をしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
25
夫の実家で。女性が政治に関われるようになってからまだ１世紀もたっていない。懸命にその世界に足がかりを作ってきた「内気な娘」が、男性政治家らの性的な言葉に驚き傷つき、従軍慰安婦の問題に無関心な女性に戸惑う。性別、政党、信念。人間が持つ偏見や弱者や少数者への蔑みについて真摯に語られている本だったけれど、話が前後する部分も多くてちょっと読みにくかった。戦時中の性暴力の記述はただただ惨い。2019/05/01
