内容説明
消費税増税は「社会保障のため」と強行したのではなかったか?勤労者の生活をさらに困難にする安倍政権の「年金改革」は、年金財政の安定に反するものであり、社会保障を弱体化させる政策です。財界やアメリカの金融資本の要求に応えて、社会保障を削減し国民負担を増加させることで得た富は、大企業の収益力増大にまわされます。アベノミクスの「成長戦略」そのものです。
目次
第1章 公的年金の財政
第2章 公的年金の給付
第3章 2014年の検証計算を解剖する
第4章 雇用の変容とアベノミクス
第5章 破綻したマクロ経済スライド
第6章 年金積立金の運用とアベノミクス
第7章 年金改革のために―応能負担強化、積立金を取り崩し保険料引き下げを
著者等紹介
河村健吉[カワムラケンキチ]
一橋大学社会学部卒。三井信託銀行(1967~1999)、トヨタアセットマネジメント(1999~2000)に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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