未来への歴史
『女工哀史』の誕生―細井和喜蔵の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784780307696
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0321

内容説明

28歳で夭折した青年は、いかなる自己形成によって、資本主義の現実を告発する普及の名著を書き上げ得たのか。そのひたむきな生涯の全体像を、時代をくぐり抜け、現在とも対話しつつ、同郷の著者が鮮やかに描く。

目次

第1章 丹後(生い立ち;少年の面影 ほか)
第2章 関西(近代化と紡績業;働いた工場 ほか)
第3章 東京(東京モスリン亀戸工場;決起する女工たち ほか)
作品について(追憶と論評;受け継がれる精神)

著者等紹介

和久田薫[ワクダカオル]
1946年京都府与謝郡加悦町後野(現与謝野町)に生まれる。もと小学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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yuki

2
学校で「女工哀史」という名前だけは習った覚えがあったのですが…作者の人生に触れることができてよかったです。丁寧な取材のおかげで「細井」という人を感じることができました。こうした人々が今の私たちの時代を作ってくれたんだと思いました。「女工哀史」も読んでいます。2019/01/17

tegi

1
夢見がちな青年がやがて歴史に残る一冊をものするまでを活き活きと描く評伝。細井和喜蔵の限界と功績を静かな熱をもってていねいに腑分けしていく著者の姿勢に頭が下がる。「ユートピアを持たない者は、社会を変えることもできないのである」という結びの文がいい。2016/06/26

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