内容説明
思春期の子どもの自立、親と教師へのメッセージ。宮崎駿監督作品の「母と子の和解」をたどる。
目次
第1章 『となりのトトロ』―子どもたちへの言葉のプレゼント
第2章 『おもひでぽろぽろ』―トラウマとその癒し
第3章 『千と千尋の神隠し』―湯婆婆が千尋に教えたこと
第4章 『崖の上のポニョ』―母との和解
第5章 『借りぐらしのアリエッティ』―ファンタジーによる救い
第6章 宮崎駿の追う二つのテーマ―まとめに代えて
著者等紹介
光元和憲[ミツモトカズノリ]
所属:ちば心理教育研究所。職名:所長(臨床心理士)。1947年広島県生れ。1971年広島大学教育学部心理学科卒。小児科・精神科での心理臨床歴24年を経て、1995年ちば心理教育研究所を開設。日々カウンセリングに従事する。大学や専門学校で非常勤講師。講義にジブリ作品を取り入れる。千葉県児童虐待対応専門委員、NPO法人虐待から子どもを守る支援ネットワークちば代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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聖樹
1
ジブリに子育てのヒントがあると。となりのトトロ、おもひでぽろぽろ、千と千尋の神隠し、崖の上のポニョ、借りぐらしのアリエッティをピックアップして掘り下げて書かれていた。神隠しは親の保護がなくなった状態(仕事で忘れたりすることも含む)、友達感覚の親子関係についてや、甘えられなかった葛藤などの部分がずっしりきた。2014/01/22
m shika
0
ジブリ作品をこういう風に読み解くとは。母親と子供の関係は大事だとわかる。2016/03/17
ちょこ太
0
宮崎駿が言っていた言葉で、≪恨むことで人生に挫折しない。恨んでいる相手に自分の人生を委ねない。そんなことになると、人生は敗北だ。≫というのがある。作者と同様、感銘を受けた。今、自分は恨んでいる相手と言うのはパッと思い付かないけれど、知人でよく恨み事を言っている人がいる。知人がこの言葉を知って、理解してくれるといいな。2015/09/17
栃木 苗織子
0
母と子への贈物 ジブリ 宮崎駿作品にこめられた思い を読み終えた。 臨床心理士がジブリの 『となりのトトロ』 『おもひでぽろぽろ』 『千と千尋の神隠し』 『崖の上のポニョ』 『借りぐらしのアリエッティ』を読み解いてくれてる作品。 宮崎駿監督の生育暦のこととかも書かれててジブリ作品にこめられた思いを垣間見れて面白かった。 いずれジブリ作品はコレクションしようと思ってるけど、今回読み解かれてた上記の5作品は今すぐにでも改めて鑑賞したい!2015/03/02
Hiroko Saitou
0
よかった!2019/01/02
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