目次
第1部 私たち家族のそれまで、それから(佐藤家の面々と渡利での暮らし;大震災・原発事故から1か月のこと;子どもたちを守るための私たちの選択)
第2部 渡利の子どもたちの今とこれから(不安はありつつも、子どもたちの笑顔と歓声に支えられて;ここで子育てするということ…;その後のできごとから学ぶ;徹底した除染を強く求めます;原子力発電所をどんな思いで見ているか;これから福島で、渡利で、暮らしていくために)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相馬
1
福島や放射線についていろいろな本が出ているが,実際に福島に暮らしている人が綴った本。デマに踊らされずに,安斎先生などにも話を聞き,冷静に子どもの屋外運動会やプールなども実施。それでも数値に表れない除染などに対する不安も正直に綴っていて,良本です。2014/03/26
tellme0112
0
分断されそうになる私たちを、つなぎ止めるような温かい本。放射能の数値を気にしながら、東電のニュースをネットで見ながら、東京で暮らしている自分が、何か違うと思っていた。何かってのは、こういうことだった、と思った。いろんな人にこの本を読んでほしいと思う。「ずーっと前にお山を散歩したよ。お友だちと葉っぱもひろったんだ。今、お山には行けないんだよ」外で子どもが遊べなくてっていう生活が、苦しくてたまらない。2013/08/15