内容説明
見事な“支え”の美学、日本美のひとつの結実。五重塔の由来から説き起こし、芸術的なその仕組みに、先人の意匠を見ていく。
目次
第1章 五重塔の歴史(塔の由来―インド~中国~朝鮮半島;日本の塔の歴史と様式;塔と仏教と歴史;塔の様式)
第2章 五重塔の形(塔の形式と仕様;塔の構造;塔建築の組み上げ;塔の屋根;塔の塗装)
第3章 素材と風土が生んだ五重塔(塔の木材)
第4章 国宝五重塔(羽黒山五重塔;教王護国寺五重塔;醍醐寺五重塔;海住山寺五重塔;海龍王寺五重小塔;興福寺五重塔;元興寺五重小塔;法隆寺五重塔;室生寺五重塔;明王院五重塔;瑠璃光寺五重塔)
第5章 資料(国宝五重塔総覧~年代・高さ・逓減率;五重塔全国所在地図;文化財保護制度の歴史と概要;文化財保護法抜粋)
著者等紹介
小田原敏之[オダワラトシユキ]
昭和22年11月26日尾道市生まれ。昭和43年大阪工業高等専門学校卒業。昭和43年金剛組(社寺建築主体設計施工会社・創業以来1400年を誇る世界最古の企業)入社。平成16年退社。平成17年「ホームコロジーオダワラ」(社寺建築他設計施工)設立。50件以上の社寺建築施工管理に携わる。平成19年頃より全国の社寺建築を見て回る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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