母親やめてもいいですか―娘が発達障害と診断されて…

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母親やめてもいいですか―娘が発達障害と診断されて…

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784780305685
  • NDC分類 378
  • Cコード C0037

内容説明

幼い時に父を亡くした私の夢は「家族をつくって平凡に暮らすこと」。だが、不妊治療、流産を乗り越え、ようやく授かった娘は広汎性発達障害だった。娘が幸せになる手がかりを探して療育に奔走するも、わが子と心が通いあわないことに悩む。さらに将来を悲観し、気づけばうつ状態に。チャット、浮気、宗教…現実逃避を重ねるなか、夫に突きつけられた離婚届。娘と離れ、徐々に現実から目をそらし逃げていたことに気づくのだが…「親は子どもの幸せを諦めてはいけない」娘の障害受容ができず、一時は死をも考えるほど、どん底に落ちた著者の絶望と再生の物語。

目次

「たから誕生」
「親ばかですか」
「愚痴ってもいいですか」
「私の娘、ヘンですか」
「療育ってなんですか」
「普通の子は可愛いですか」
「死んだらダメですか」
「子は鎹ってホントですか」
「チャットは逃避の始まりですか」
「女になっていいですか」
「信じる者は救われますか」
「娘を手放していいですか」
「たからはたからですか」
「母親続けていいですか」

著者等紹介

山口かこ[ヤマグチカコ]
ライター。1975年愛知県生まれ。大学卒業後は不動産会社OLを経て、結婚、出産、広汎性発達障害の娘の育児、離婚を体験。その後、持ち前の洞察力と集中力、そしてディープな人生経験を駆使してライター活動をスタート。福祉、環境、カルチャー、歴史ネタを得意とし、ラジオ、紙媒体、WEBにて取材・構成・執筆を行なう

にしかわたく[ニシカワタク]
漫画家。1969年長崎県生まれ、東京都国分寺市で育つ。大学在学中に『月刊アフタヌーン』で商業誌デビューするも紆余曲折、現在は漫画、イラスト、映画コラムと場当たり的に広く浅く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

安南

57
まず、読んでよかった。この本を登録してくれた読友さんに感謝したい。自分にとっては限界なのだと、自分の弱さを認めることも最悪の事態(虐待、親子心中)を避けるためには必要なのだろう。著者にとって、たまたま委ねる(逃げる)選択肢があったのだからそれを選ぶのもありだと思う。大抵は母親以外に責任を負ってくれる人がいないのが現実だけれど。古今東西《逃げる父親》なんてごまんと居るだろうに、やっぱり母親が逃げるというのは許し難いことに思われてしまうのだな。2015/04/26

パフちゃん@かのん変更

54
発達障害は珍しくない。普通クラスに2,3人はいる。子どもの障害が原因なのかどうかはわからないが離婚して母親ひとりが子育てしている家庭も少なくない。著者は子育ての悩みから鬱を発症し、不倫、離婚。子どもは夫の実家で引き取られた。義母が包容力のあるいい人で良かった。その後大きくなったたからちゃんの様子は随分成長し、普通の範囲内に思われる。難しい子の子育ては「母親の育て方が悪い」と非難されることも多いだろうし、真面目で几帳面な人ほど辛い思いをするのかもしれない。この分野の研究が進むことを願う。2017/10/11

パグ犬

43
自閉症、発達障害…まだ研究段階の内容も多いために、子育ても暗中模索にならざるを得ない。悩みながらも、母親として、子供に出来る限りの事をしてあげたいと願う著者の気持ちが伝わってくる内容だった。…母親にだって休息は必要だから癒しのための逃げ道はあった方がいいけれど、不倫は茨の道ですぞ(-_-)2016/08/04

たまきら

38
「でこぼこ兄妹」を楽しく読んだ後なだけに、このお母さんが可愛そうでなりませんでした。父親を知らずに周囲の価値観を気にしながら育ち、結婚したら子供を産まないと…と、これまた社会の価値観に根差した人生を送ろうとしていた彼女が悪いわけではありません。ただ、娘が少々規格外だと診断されたとたんうろたえてしまう弱さ、自信のなさをかわいそうだと思います。夫も娘のための最期の決断は評価しますが、追いつめられている妻には寄り添えなかったんだなあ…。結局一番つらいのはいつも子どもなのよね。2023/01/06

38
正直、驚いた。まさかの展開過ぎて。普通、障害児を抱えたお母さんって、「悩んで悩んで悩み抜いたけど、それでも我が子が可愛い!可愛いから頑張れる!」といった前向きで頑張ってるお母さんばかりだ。真実を見せられた感じがしてショックだった。うちにも障害児がいる。まだ可愛い盛りで、著者が滅入ってた頃のたからちゃんより小さい。だからこんな日が来るのか?といった恐怖と、いや私は大丈夫!といった理由無き自信で揺れ動いている。2015/02/03

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