出版社内容情報
70の工場を紹介!
経済記者とイラストレーターが、造船・鉄鋼から灘の酒、そろばん、砕石場まで、阪神大震災からの復興を果たした兵庫のものづくりの現場を歩いて描いた。人目を驚かせるダイナミックな光景や、職人業を極める人間像に迫る。
神戸新聞に連載された「工場の歩きかた」に、追加取材を行い、大幅な加筆をして完成。臨場感あふれるイラストと、地元の産業を知り尽くした文のコラボレーション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomokazu Kumada
23
兵庫県下にあるものづくりをしている工場を作者の綱本さんと加藤さんの2人が訪ね取材し絵と文で綴り、2008年4月~2010年10月にかけて神戸新聞で連載された「工場の歩き方・産業ツーリズム入門」に加筆し再取材して単行本化。2人が取材した工場は【鉄・エネルギー・船・物流・機械・酒・紙と印刷・皮革・地場産業・乗り物・食品・産業ツーリズム】。綱本さんのまえがきにある『製品が常に生まれ続けていて、毎日がお誕生日状態。下手をすると毎分、毎秒がという単位で「おめでた」なのだ。』読み終えると工場見学に行きたくなりますよ♪2013/05/14
とうふ
4
兵庫の工場ばっかだと思ったら神戸新聞で連載されたいたみたい。出身が兵庫だけどどの工場も知らなかった。就職して工場研修して分かったのは、モノは勝手に出てくるわけではないということ。原料があって加工して初めてモノが出来る。そして人の手がないとモノが出てくることはないということ。製品の出来る工程を想像してちょっとわくわくした。圧巻だったのは川崎重工の進水式のイラスト。造船の世界で進水式は船の誕生の瞬間だそうだ。この巨大な船を人間が作ったと思うと胸に迫るものがあった。2012/03/07
じょな
3
工場イラスト集と思ったらちょっと違う 工場のバックグラウンドにもせまる取材力 深いです イラストも細微までていねいで見応えある2015/10/12
150betty
3
☆☆☆★★(暇なら読んで損はない)絵も非常に綺麗だし内容も面白いけど、何と言うか、ウォーリーを探せとかみたいな図説本としての面白さには少し欠ける感があるのでやや低い評価です。全体的には面白い良い本ですよ。2013/03/22
Tom Ham
3
工場見学に行きたくなった。2012/02/05