内容説明
「現実の広島」と格闘し「思想としてのヒロシマ」へ―広島平和研究所長6年間の総決算。
目次
第1章 広島で学んだこと(この本を書く動機;沖縄と長崎;広島の今日的な状況;広島は日本の縮図;国際問題に無関心な広島)
第2章 平和とは(「平和」の定義;障がいと尊厳;人間の尊厳と人権)
第3章 現実としての広島―ヒロシマの思想化を妨げてきたもの(ヒロシマ論の歴史;敗戦直後から独立回復までの思想的「空白」を生んだ要因;独立回復後における認識の曖昧さ)
第4章 思想としてのヒロシマ(先覚者・栗原貞子の平和思想;ヒロシマ:日本発の普遍的平和思想)