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内容説明
龍馬の人生と思想はクリーンだったのか?その「常識」を朝鮮との関係から検証する。それは日本人の思想を映す鏡でもあるから。
目次
序章 坂本龍馬の実像(坂本龍馬とは;龍馬の「常識」を疑う)
第1章 蝦夷地開拓構想(ガス抜き;海防論 ほか)
第2章 竹島開拓構想(「新国」という植民地;竹島は鬱陵島 ほか)
第3章 龍馬と共和思想(海援隊の民主主義;「藩論」とは ほか)
著者等紹介
備仲臣道[ビンナカシゲミチ]
1941年、朝鮮忠清南道で在朝日本人2世として生まれる。帰国後、山梨時事新聞社記者を経て、『月刊新山梨』を創刊、134号まで編集発行人。「メロンとお好み焼き」(随筆)で第6回岡山・吉備の国内田百〓(けん)文学賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
57
この著者の名前はどう読むのだろうと以前から思っていたが、「びんなか・しげみち」と読むそうである。在日朝鮮人の反対で、在朝日本人として戦前に生まれたそうだ。だから親朝鮮で、日本の帝国主義やレイシズムに批判的であるのが素晴らしい。実際のところ、歴史の本としてはいささか至らぬ部分が無いでもない。ページ数が少ない割に注釈と引用が多いが、Wikipediaも引用していたりする。正直水増し感は否めない本だが、絶対に意義のある本なのである。龍馬の生涯は短く、龍馬自体に思想を記したものも少ないのであるから。レビュー続く。2021/01/26