出版社内容情報
「風呂を出る瞬間、気がついた!」ノーベル賞受賞記念講演会を収録。
2008 年、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授が、学問、大学、平和、などのテーマについて語ってきた論考を集大成。友達と元気に遊び本が大好きだった少年が、ノーベル賞を受けるに至った成長の軌跡、科学に対する情熱が、益川氏の人柄とともに読むものの心に伝わってきます。
内容説明
そこが聞きたい。科学から子育て・ジェンダー、平和まで。
目次
第1章 ノーベル賞受賞によせて(ノーベル賞受賞記念講演 CP対象性の破れが我々に語ったこと;英語嫌いの物理学者)
第2章 大学と大学での学びへの提言(大学での学びをどうすすめるか;高く目標かかげ学びの道を―京都大学での学生との対話集会から;学問の府としての大学の役割)
第3章 学問・研究についての断想(坂田理論が切り開いたもの;真理へのアプローチ、媒介項は何か;自然科学と弁証法)
第4章 子どもと教育、そしてジェンダー(信頼すること、押し付けないこと)
第5章 平和と科学者の責任(子どもや孫たちにあんな思いはさせたくない―憲法九条で日本は国際貢献を)
著者等紹介
益川敏英[マスカワトシヒデ]
1940年愛知県生まれ。名古屋大学理学部卒業、同大学院理学研究科修了、理学博士。名古屋大学理学部助手、京都大学理学部助手、東京大学原子核研究所助教授などを経て、1980年京都大学に赴任。基礎物理学研究所教授、理学部教授、大学院理学研究科教授、基礎物理学研究所教授・所長などを歴任。2003年、京都大学を退官。現在、京都大学名誉教授、京都産業大学教授・同大研究機構長、名古屋大学特別招聘教授。1997年第17期日本学術会議会員。九条科学者の会呼びかけ人。1979年第25回仁科記念賞、1985年アメリカ物理学会第1回J.J.S.賞、1985年日本学士院賞、1995年朝日賞、2001年文化功労者、2007年欧州物理学会高エネルギー・素粒子物理学賞、2008年ノーベル物理学賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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