内容説明
オカルト、超能力、心霊、占いetc.科学は万能か?子どもたちに「なぜ」を問う心を。『人はなぜ騙されるのか?』を大幅加筆。
目次
第1章 科学は万能ではない(科学で扱えることと扱えないこと;科学と未知現象 ほか)
第2章 こっくりさん騒動を考える(こっくりさん占い;血液型性格占い ほか)
第3章 霊能者 過去と現在(「心霊術」の流行―科学者たちの「改心」;死後の世界論 ほか)
第4章 ふしぎ現象と科学(火の玉(ひとだま)の正体
ミステリーサークル ほか)
第5章 科学と非科学の間(科学から非科学へ;「超常現象」志向はなぜ広がるのか ほか)
付 人はなぜ騙されるのか?―NHK人間講座「だます心だまされる心」に出演して
著者等紹介
安斎育郎[アンザイイクロウ]
1940年東京都生まれ。東京大学工学部原子力工業科卒業。工学博士。立命館大学国際関係学部教授、国際平和ミュージアム名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちいくま
2
なんだか既視感あふれるタイトルだったので借りてみた。こっくりさんとかいった超常現象って小中学生にはよくある通過儀礼で、誰しもきちんと?卒業してくもんだ、と思ってた自分って甘かったですか?という意味でちょっと驚いた内容でした。ってか、サイババって誰?知らなかったっす…2016/01/08
びわまる
0
1995年初版発行。18年も前に書かれた本だ。こうして似非科学や、それによる被害を無くそうと長い間たたかっている人たちがいるにもかかわらず、2013年の今も世の中は変わっていない。現代科学の体系的な知識をないがしろにするため、いいかげんな論議しか生まれない状況になっている気がする。専門化や深化による疎外感からか、科学や科学者に対する不信感を持つのも勝手だけれど、反動でおかしな似非に騙されるというのも始末が悪い。問題にあたった時に自分で判断したいならば、それに足りる知識も必要。結局まじめに勉強するしかない。2013/03/02
静
0
著者がオカルトのうち、科学的命題であるものを科学で考えていくとどうなるか説明していく。科学のもたらす事実を信じるかどうかは科学が語れる問題ではない。科学は万能ではないという1章の部分だけでも読んだ価値があった。語り尽くせないので感想はここまでにしておく。2011/05/01
ゴリラー
0
自分の理解を越えてもすぐに信じ込まない。疑う心をもって騙されない人間になろう。2006/06/29
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