内容説明
「戦争なんて、なくならない」そう思い込んでいませんか?世界のユニークな活動から学ぶ私たちにもできる平和の実践法。
目次
第1部 我々の直面する世界(二つの超大国:「米国」と「国際市民社会」;二つの未来図;何が危機に直面しているのか?;武器で埋めつくされる世界;3万発の核兵器 ほか)
第2部 101+2の解決法(個人のための10の解決法;女性のための10の解決法;子供と若者のための5つの解決法;学校と先生のための5つの解決法;活動家のための10の解決法 ほか)
著者等紹介
アシュフォード,メリーウイン[アシュフォード,メリーウイン][Ashford,Mary‐Wynne]
1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)の元会長。1939年、カナダのアルバータ州エドモントンに生まれる。38歳のとき医学を志し、1981年にカルガリー大学医学部を卒業。医師として勤務するかたわら、20年以上、執筆、講演、映画制作などを通して反核運動にたずさわる。その間、暴力の根源をより深く理解したいと考え、一時医療現場を離れ、サイモン・フレーザー大学で学び、教育カリキュラム開発で博士号(PhD)を取得。ヴィクトリア大学教授を経て、再び医師としてヴィクトリアホスピスに復帰し、緩和医療に尽力する。2003年に退職。現在はヴィクトリア大学の客員教授として教鞭をとりながら、平和と気候変動をテーマに執筆、講演活動を行っている。特に、より不確実な時代を生きる子供たちが、20年後、リーダーシップを発揮するには今何を学ぶべきかについて、精力的に提言している
松井和夫[マツイカズオ]
1948年大阪府に生まれる。和歌山県在住の医師。1983年から約4年間、沖縄県伊江村で勤務し、米軍の演習による被害や米兵による犯罪の実態を知って平和運動に取り組むようになる。「核戦争に反対する医師の会」世話人(元代表世話人)。IPPNW世界大会(メルボルン・98年)でアシュフォードのスピーチに接し、反核医師の会総会(大阪・00年)に講演者として招聘する。コスタリカの医療視察を企画(03年)、IPPNW世界大会(北京・04年)で、「日本の立場から見たミサイル防衛」をプレゼンテーションした。「市民オンブズマン和歌山」共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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