内容説明
モーターファン・ロードテストを現在の視点で論評する。いまだから読み取れる、福野礼一郎&第一線エンジニアによる名車の真実。
目次
シボレー・コルベット―ミドシップ最大のメリットはクルマをカッコ良くできること、なのに。
スズキ・ワゴンRスマイル―軽ワゴンで操縦性快感を味わえるとは思わなかった
トヨタ・ランドクルーザー―ガソリンのバンパー裏にはなんか貼ってあったのかも(笑)
メルセデス・ベンツ・Cクラス―本社経由でないと人間と機械は対話できません
トラタ・アクア―自分で書いててもトヨタ車のインプレとは思えない
メルセデス・ベンツ・Sクラス―Cクラスの650万はちいと高いがこの1400万はマジで安い。
マツダ・ロードスター―踏んでないときほど、レスポンス良く速く感じる秀作。
三菱・アウトランダーPHEV―とにかくハンドル無感覚、普通に走るだけで精一杯
アルファロメオ・ジュリア―びっくりするほど出来がいいフィアット製3シリーズ
フィアット・500e―ともかく値段はぜんぜんかわいくない〔ほか〕
著者等紹介
福野礼一郎[フクノレイイチロウ]
東京都生まれ。自動車評論家。自動車の特質を慣例や風評に頼らず、材質や構造から冷静に分析し論評。自動車に限らない機械に対する旺盛な知識欲が緻密な取材を呼び、積み重ねてきた経験と相乗し、独自の世界を築くに至っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiseiok
24
年末刊行の雑誌書籍系のコンテンツの中で、個人的には一番楽しみにしています。今年は刊行が遅れて大丈夫?と心配していましたが、無事読めて超嬉しい。今年は同じ著者の超弩級自動車ムック『クルマの教室』の刊行経験を経てなのでしょうけれど、より一層内容の説得力が増しています。語り口はより一層シビアさを増していて、ものすごく楽しめた。今やメーカーや車種だけではクレバーな選択は困難である事がよく分かった一方で、普通のユーザーなら買って乗って慣れてしまえばどんな車でもそれなりに満足できるであろう事もよく分かりました(笑)。2022/12/10
鉄路のほとり
1
ワゴンRスマイルの評価が高いのが面白い。私自身は試乗したことはないが、NA軽自動車については確かに「これでターボがあれば。。。」ということを常に思う。2023/01/02