内容説明
平安時代、天下一の腕前だが、恥知らずで高慢な良秀という絵師がいた。良秀は権勢を誇る堀川の大殿から地獄変の屏風を描くように命じられるが、実際に見たものしか描けないと言う。良秀は地獄を描くために、あることを望む―。暴かれる人間の本性。ほんとうに悪いのは誰だ?3つの物語の結末。マンガでイッキ読み!
著者等紹介
芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
明治25年、東京府東京市生まれ。1913年、難関の東京帝国大学文科大学英文学科へ進学。在学中に発表した『鼻』が夏目漱石に絶賛される。卒業後、海軍機関学校の嘱託教官として教鞭をとる傍ら、『芋粥』や、第一短編集『羅生門』など数々の作品を発表。一躍、大正文壇の寵児となる。1919年、海軍機関学校の教職を辞すると、新聞社に入社、創作に専念。『杜子春』など古典から構想を得た作品や、また児童雑誌『赤い鳥』に発表された児童向け作品を多く著す。1925年頃より体調がすぐれず、1927年に自宅で薬物自殺。35歳という短い生涯を遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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