内容説明
父親が帰ってこないことでいじめられていた少年・ジョバンニ。星祭りの夜に、親友のカムパネルラと銀河鉄道に乗って星座から星座へ旅をすることで本当の幸い、生きる意味を悟る。
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896~1933。明治29年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒業後、花巻農学校で教諭をしながら、詩や童話などの創作活動をする。また、30歳で学校を退職し、農耕自炊生活をはじめる。岩手県農民の現実を知ると、羅須地人協会を設立して、農民の生活向上を目指した。そうした生活の中で培われた独自の宇宙的、宗教的感覚により数々の詩や童話を書き上げるも、37歳の若さで亡くなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手乗りグラタン菌根菌
6
銀河鉄道の夜を読む前に、マンガで理解しておこうと思い読みました。分かりやすく、小説の方も挑戦しようと思います。
ごま麦茶
4
大好きな『銀河鉄道の夜』のコミカライズ。現代風にアレンジされていてわかりやすく、本が苦手なひとでも気軽に楽しめそう。宮沢賢治さんの生涯についてのコラムもあり、なんとなく知っているとはいえ改めてお勉強になりました。わかって居ても、カムパネルラとのラストシーンはつらい。漫画のイラストの力もあってか、涙腺にきました。このシリーズの他の作品も読んでみたいなぁ。2024/05/22
ビシャカナ
1
改めて漫画で読むとビジュアルイメージで引き込まれるが、やはり印象深い言葉も引き立てられる。原作は平易な言葉とは言え時代を感じる言葉使いであることも気付かされる。宮沢賢治にとって銀河鉄道の夜は未完成の作品というのは新しい視座だった。2020/10/31
ペンギン
0
漫画でより理解を深められます。何気に教師の性別が女性に変わっていますけれどね。2019/09/27
Takumi.Meguro
0
サクッと読めてざっくり理解出来ました。手っ取り早く教養を深めるにはコスパ良いかもです。宮澤賢治についての生立ちについても書かれているので、共通の話題作りにはこのマンガ読むので十分と感じる良書です。2018/11/20