内容説明
古地図から浮かび上がる知られざる「古都」の風景。悠久の時を越え、受け継がれる歴史散歩を愉しむ。
目次
第1章 こんなに違う!?古都今昔比較(上京区―え?昔といまで京都御所の場所が違う!?;下京区―江戸時代、四条に橋は架かっていなかった!? ほか)
第2章 古地図から浮かび上がる京都不思議探訪(中京区―本当は碁盤目じゃない!?京都の区画の謎;北区―平安京造営時、船岡山が果たしたある重要な役割とは!? ほか)
第3章 いまに受け継がれる古都の残り香(上京区―江戸時代の京都の玄関口は三条大橋!;上京区―江戸時代の公家屋敷がいまも残っている!? ほか)
第4章 古地図で読み解く地名の由来(中京区―先斗町と書いてなぜ「ポントチョウ」と読む!?;東山区―鴨川の東に走る「正面通」、いったいなんの正面? ほか)
著者等紹介
天野太郎[アマノタロウ]
兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期・後期課程、および同研究科助手を経て、同志社女子大学教授。地理学、観光学、地域開発について研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
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アメヲトコ
4
近世の絵図から京都の町を読むという趣向の本。地理学の先生が監修者になってライターに投げた感じのつくりで、絵図の見せ方などは分かりやすく工夫されています。ただそれだけに明らかに誤った説明があったり、後世の考証図を同時代的図として扱っていたりと、内容面は結構怪しかったりします。暇つぶし用の読み物としてはよくても、これで勉強するのはお勧めしません。2017/02/07
takao
1
ふむ2021/12/16
こらぴし
0
なかなか興味深い。 京都市内はかなり歩き回ったが、またこれからも練り歩こう。2017/06/28
Ryuji Saito
0
2016年175冊目 2016/12/20
わ!
0
古地図と言っても、この本で引用されているのは、そんなに古い古地図ではない。何しろ(日本人なら誰しも思うことだが…)京都という都市は歴史が古い!びっくりするぐらい歴史のある都市なので、古地図…よりも、再現地図のような地図の方が間違いなく面白い。やはり地図と言えば、江戸以降のものにならなければ、完成度が弱すぎる。よって応仁の乱以前の京都の町が描かれた古地図がない以上、やはり京都を地図で読むのは、発掘調査などの結果きら推測された再現地図の方が面白いというわけだ。2020/10/20