感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラノユウスケ
3
今の自分の立ち位置をマリノス→山雅移籍前後の彼に重ねてしまい、途中結構キツかった。「失敗したくない」とか「誰かの顔色を伺わなきゃ」とか...今の自分も小さく縮こまっていて窮屈で毎日イライラして。でもこの本を偶然手にとってこのタイミングで読めて良かった。全ての本質は「好きであること」で、それを表現するためにもう少し思った通りにやってみようと思えたから。やっぱり彼がマリノスにいるうちにもっとスタジアムに足を運ぶべきだった。同じポジションでサッカーする者として、同世代の父親として。つくづく夭折が悔やまれる。2015/10/28
わいほす(noririn_papa)
3
2年前、松田選手が倒れた8月4日にこの本を読み始め、天国に旅立った6日に読み終えたのは偶然だろうか。あの2日間に込められた友人たちの思いが凝縮されるように蘇る。やんちゃな男、真面目な男、サッカーが大好きな男。。。そしてプロの選手でも精神的ストレスや肉体的疲労など様々な要因が重なれば心臓が止まってしまうという衝撃。彼の想いを継いで少年たちにサッカーの楽しさを伝えるため、そして、彼のような悲劇を防ぐためのAEDと心肺蘇生法の普及のため、全国を奔走する親友の安永選手たちを、空の上から見守ってくれているだろうな。2013/08/04
shinko0925
1
ディフェンダーなのに、センスでプレーしている印象を持っていました。何度かスタジアムで観ましたが、喜怒哀楽や好不調の波が分かりやすく、良くも悪くも目立つ(目に入ってくる)選手。本当に、ドイツワールドカップで見たかった…。松田選手の豪快なようで繊細な心の深層は勿論ですが、安永氏や佐藤選手をはじめ、松田選手から影響を受けた人々の話、松田選手からの有形無形のメッセージをそれぞれがどのように受け取っていたのか…とても印象に残っています。2021/08/11
みみみ
1
もう9年もたつなんて。2020/06/24
Hayato
1
このタイミングで読めてよかった。すごく懐かしくなったし、小学生から中学生のころにかけて、生きる希望だったマツは間違いなく心の中にいるなと思った。それに加えて、ヤスとユキヒコがめっちゃ好きになる一冊でもあった。ヤスが「お前が人間的に素晴らしいわけじゃないんだから、ピッチに上で表現すればみんな分かってくれる」という言葉、自分にも当てはまるなと思った。自分はひたすら努力するタイプじゃない。どちらかといえば、サボるけど、もともと持ってたものでうまいこと立ち回ってきたタイプ。だからこそ、浮き沈み激しく、不器用だけど2016/12/15