内容説明
阪神・淡路大震災から約30年、東日本大震災から約15年、災害対応はどこまで進歩したか!?過去の教訓は生かされているか!?南海トラフ地震の危機が迫るなか、何を優先し、誰が責任を負い、どのように実行すべきなのだろうか?分野を横断した総合知で、防災を進めるための思考・行動の拠り所を問う。
目次
総論 問題提起(なぜ防災の倫理を考えるのか―公共倫理のすすめ;「防災の倫理」について考えるための五つの視点;防災行政において生じる倫理的ジレンマ)
各論1 防犯・治安(大規模災害後の避難生活における防犯対策;災害時の性暴力を防ぐ―防犯アプリの活用とアクティブバイスタンダーの視点;「善意」の加害性と倫理―ソーシャルメディア隆盛期における論点)
各論2 医療・福祉(健康危機にどう挑むか―ヘルスセキュリティと社会;災害対応を推進するインクルージョン・マネジメント;誰一人取り残さない―福祉避難所という存在とその役割)
各論3 報道・調査・情報(災害報道の果たしてきた役割と課題―阪神・淡路大震災以降の放送と今後の展望;災害の報道と調査をめぐる倫理的課題―記録からこぼれ落ちる記憶を考える;多文化共生の防災リテラシー―支援される/する対象から排除される外国人)
各論4 法・危機管理(災害行政組織と法―現在の到達点と課題の整理からみえてくること;方向性のない場当たり的な災害対応―エンドステート設定の必要性;予防の倫理学から見た防災の倫理)
著者等紹介
児玉聡[コダマサトシ]
1974年大阪府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。京都大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。専門は倫理学
池端祐一朗[イケハタユウイチロウ]
1985年静岡県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 人と防災未来センター主任研究員、大阪大学大学院人間科学研究科招へい研究員。博士(人間科学)。専門は倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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