内容説明
ジェンダーとリーダーシップをとりまく困難や偏見の数々…それらをもたらす抑圧的な社会構造とは?インターセクショナルな視点のもと批判的に検討し、あらゆる人にとって、より公正で公平なリーダーシップのあり方を考える。あなたを「解放への旅」に誘う、リーダーシップのあたらしい教科書!
目次
第1章 待ち望んでいたリーダーはわたしたち
第2章 いまこそ、女性「と」リーダーシップ
第3章 リーダーとしての「わたし」とは、いったい誰?―アイデンティティ、インターセクショナリティ、効力感がリーダーシップの発達に果たす役割
第4章 どうしてこうなった?―ジェンダーの社会化が形づくる女性リーダーの姿
第5章 フェミニン、それともフェミニスト?―キャンパスやコミュニティで展開されるリーダーシップへのアプローチ
第6章 「違うこと」はどんな違いを生み出すのか?―ジェンダーの代表性(男女比率)とリーダーシップにステレオタイプ、偏見、差別が与える影響
第7章 組織・システムを歩む―女性とリーダーシップにまつわる多様な比喩
第8章 あやうい「お立ち台」に気をつけて―リーダーシップを脱ジェンダー化する
第9章 女性とリーダーシップを再想像するために―その戦略、仲間たち、そしてクリティカルな希望について
著者等紹介
オーウェン,ジュリー・E.[オーウェン,ジュリーE.] [Owen,Julie E.]
博士。ジョージメイソン大学人文社会科学部統合的・実践的研究学環准教授。リーダーシップ・アイデンティティ発達と女性の成人発達、解放的リーダーシップ教育を実践、研究。女性とジェンダーや高等教育研究の教鞭も執り、公正なリーダーシップを実現しうる社会変革、アイデンティティと社会的権力が日常の実践に与える影響について声を上げ続ける
和栗百恵[ワグリモモエ]
福岡女子大学国際文理学部・准教授。修士(教育学)。スタンフォード大学大学院教育学研究科修了。国際開発協力の仕事を経て、大学で学生・社会人向けの体験的学習の実践と研究を重ね、リーダーシップ開発教育に出逢う
泉谷道子[イズミタニミチコ]
創価大学経営学部・准教授。愛媛大学留学生就職促進プログラム推進室・副室長。博士(心理学)。ニューヨーク市立大学シティカレッジ教養学部卒業。九州大学大学院人間環境学府博士課程修了。NGO、大学、企業にて、開発教育、リーダーシップ教育・研究、留学生対象のキャリア教育に従事
河井亨[カワイトオル]
立命館大学スポーツ健康科学部・准教授。博士(教育学)。高等教育研究、大学生の学びと成長について、理論と実践の両面から研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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