目次
第1章 社会的排除の議論からも排除される精神障がいのある人
第2章 精神障がいのある人に対する社会的受容と知識の効果:日本とベトナムとの比較
第3章 精神障がいのある人の回復過程と回復を支える「健常者もいる社会」
第4章 家族の葛藤:家族のケア役割と疾病観の日仏比較
第5章 精神障がいのある人の社会的包摂の可能性:フランスの医療機関とアソシアシオンのケア実践
第6章 精神障がいのある人と隣り合って暮らすことを支持する社会意識:計量テキスト分析による日仏比較
第7章 社会的包摂概念の発展を目指して:「労働による連帯」から「ユマニテと労働による連帯」へ
資料 フランスの精神医療の特徴とアソシアシオン
著者等紹介
樋口麻里[ヒグチマリ]
2005年大阪大学医学部保健学科看護学専攻卒業。看護師・保健師・精神保健福祉士。2015年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。大阪大学大学院人間科学研究科助教、日本学術振興会特別研究員を経て、現在、北海道大学大学院文学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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