出版社内容情報
「特撮」はどのように生まれたのか?
円谷英二はなぜ、どのように「特撮の神様」になったのか? 広く資料を渉猟しながら、ゴジラやウルトラマンの「生みの親」と呼ばれる円谷の「卓越化」の過程を問い、その社会的背景へと迫る!
内容:円谷英二はなぜ、どのように「特撮の神様」になったのか。これが本書の中心となる問いである。[…]分析の俎上に載せられるエピソードのほとんどは、すでにファンのあいだではよく知られたものである。その意味で、本書は円谷に関する新たな「事実」を提示するものではない。だが、視点が変われば同じ対象も異なって見える。ちょうど、特撮の映像が本当の街並みに見えることもあれば、ミニチュアに見えることもあるように。それと同じく、本書では周知の「事実」を社会学の視点から論じることで、そこに潜在する新たな意味を見出していきたい。(「まえがき」より)
真鍋公希(まなべ こうき)
1993年香川県生まれ。関西国際大学講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。社会学(文化社会学)
内容説明
円谷英二はなぜ、どのように「特撮の神様」になったのか?広く資料を渉猟しながら、ゴジラやウルトラマンの「生みの親」と呼ばれる円谷の「卓越化」の過程を問い、その社会的背景へと迫る!
目次
第1章 円谷英二の謎
第2章 場の理論という視座
第3章 円谷英二の歩み
第4章 キャメラマンから特撮技師へ 卓越化の過程(1)
第5章 特技監督の確立 卓越化の過程(2)
第6章 映画産業の斜陽化への対処 卓越化の過程(3)
第7章 技術解説の影響―知覚規範の形成
第8章 円谷英二の遺産
付録 一九五〇年代後半の「作品の空間」の描出
著者等紹介
真鍋公希[マナベコウキ]
1993年香川県生まれ。関西国際大学講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。社会学(文化社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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