出版社内容情報
「先生、なぜ吹奏楽はスポーツではないのですか?」
スポーツとは何か、明確な定義がなされないまま言葉だけが独り歩きをしている。
部活動はスポーツか?
体育はスポーツか?
スポーツの中に隠れた構造を探り出し、ついに議論を決着させる。
●著者紹介
関 朋昭(せき・ともあき)
鹿屋体育大学スポーツ人文・応用社会科学系教授
北海学園大学大学院経営学研究科博士(経営学)
主著に,『スポーツと勝利至上主義―日本の学校スポーツのルーツ』(ナカニシヤ出版,2015)など。
内容説明
スポーツの中に隠れた「構造」を探り出す。
目次
序章 スポーツを問いなおす
第1章 スポーツの定義
第2章 スポーツの定理
第3章 スポーツのルール
第4章 スポーツの価値
第5章 スポーツの数学的構造
補章1 スポーツと部活動
補章2 スポーツと体育
終章 スポーツを新たに考える
著者等紹介
関朋昭[セキトモアキ]
鹿屋体育大学スポーツ人文・応用社会科学系教授。北海学園大学大学院経営学研究科博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ああああ
3
しかしながら,スポーツ原論の立ち位置からは,あくまでも「スポーツとは何か」という問いに対しては,スポーツは数学的構造をもち, スポーツ関数 R=S (p)」 を内包する,という回答となる。 そしてこのスポーツ原論から次の議論へのステップは、「スポーツの理想の姿はこうあるべきだ」 「スポーツを社会に生かすためにはこうすべきだ」「スポーツを利潤目的の道具にしてはダメなのか」 「スポーツは世界平和の象徴となるのか」など,倫理観,道徳観,価値観などを考えることになろう。2024/07/26
Go Extreme
1
スポーツに隠秘する構造を発見する旅 スポーツ原論:定義→公理→定理を発見 数学的コクゾウ:群・位相 定義:完結性・競争性・規則性・自主性・完備情報性 カイヨワ・遊び:自由・隔離・未確定・非生産的・規則・虚構 公理:論証がなくても自明な前提 スポーツの公理:宇宙・人・言語・コミュニケーション・自主的な意思・勝負を理解 公準:議論のはじめに前提される基礎的な言明 スポーツの内在的価値・外在的価値 価値には優劣がある スポーツ関数:R=S(p) 2023/05/08
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- 和書
- 汝、星のごとく