出版社内容情報
九鬼周造を出発点にオリジナルに発展・深化した、恋愛論、押韻論、共食論、母性論等、切れ味鋭い11の論考に加え、書評・エッセイも多数収録。
早逝の惜しまれる著者の珠玉の哲学論考集。
●著者紹介
宮野真生子(みやの・まきこ)
1977年大阪府に生まれ,その後和歌山県で育つ。京都大学大学院文学研究科博士課程(後期)単位取得退学ののち,福岡大学人文学部准教授。2019年,大阪大学より博士(人間科学)。著書に,『なぜ,私たちは恋をして生きるのか――「出会い」と「恋愛」の近代日本精神史』(ナカニシヤ出版,2014 年),『出逢いのあわい――九鬼周造における存在論理学と邂逅の倫理』(堀之内出版,2019年),『急に具合が悪くなる』〔共著〕(晶文社,2019年)など。2019年逝去。
●編者紹介
奥田太郎(おくだ・たろう)
南山大学人文学部教授。南山大学社会倫理研究所所長。著書に,『倫理学という構え――応用倫理学原論』(ナカニシヤ出版,2012年)など。
内容説明
日常を愛おしむ哲学の思考、そのコトバ。九鬼周造を出発点にオリジナルに深化した、恋愛論、押韻論、共食論等、多彩な11の論考に加え、書評・エッセイも多数収録。
目次
第1章 道具・身体・自然―宗悦と宗理
第2章 押韻という夢―ロゴスからメロスへ
第3章 恋愛・いき・ニヒリズム
第4章 死と実存協同―無常を超えて偶然を生きる
第5章 恋愛という「宿痾」を生きる
第6章 近代日本における「愛」の受容
第7章 母性と幸福―自己として、女性として生きる
第8章 「いき」な印象とは何か―「いき」をめぐる知と型の問題
第9章 カウンターというつながり―『深夜食堂』から考える
第10章 食の空間とつながりの変容
第11章 言葉に出会う現在―永遠の本質を解放する
著者等紹介
宮野真生子[ミヤノマキコ]
1977年大阪府に生まれ、その後和歌山県で育つ。京都大学大学院文学研究科博士課程(後期)単位取得退学ののち、福岡大学人文学部准教授。2019年、大阪大学より博士(人間科学)。2019年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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