出版社内容情報
多種多様な人々が行き交う複層的「都市」を舞台に、人々が出会い、「祭」を形づくる――
自主的な「アジアの祭」と結節点としての団体「共住懇」への十数年にわたるフィールドワークの集大成。コミュニティ研究の新たな方法論から、ひととひとのあいだで生まれる繋がりと出来事の連関を描き出し、「場所」と結びついたコミュニティの今日的な在り方を考察する。
カバー写真提供=史 涵
●著者紹介
阪口 毅(さかぐち たけし)
1986年、東京生まれ。2016年、中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は都市社会学、地域社会学。現在、立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科准教授。立川・砂川にて市民の手による資料館づくりに関わる。
主要著作
「「都市コミュニティ」研究における活動アプローチ――大都市インナーエリア・新宿大久保地域における調査実践より」『地域社会学会年報』25、2013年。
『“境界領域”のフィールドワーク――“惑星社会の諸問題”に応答するために』中央大学出版部、2014年(共著)。
「「都市コミュニティ」の創発性への活動アプローチ――大都市インナーシティ・新宿大久保地区の市民活動を事例として」『日本都市社会学会年報』33、2015年。
『“臨場・臨床の智”の工房――国境島嶼と都市公営団地のコミュニティ研究』中央大学出版部、2019年(共著)。
『地球社会の複合的諸問題への応答の試み(中央大学学術シンポジウム研究叢書12)』中央大学出版部、2020年(共著)。
内容説明
多種多様な人々が行き交う複層的「都市」を舞台に、人々が出会い、「祭」を形づくる―。自主的な「アジアの祭」と結節点としての団体「共住懇」への十数年にわたるフィールドワークから、ひととひとのあいだで生まれる繋がりと出来事の連関を描く。
目次
場所と出来事のコミュニティ研究―移動性と領域性のジレンマを越えて
第1部 場所と水脈(移動の地層―新宿・大久保の“象徴的空間”の複数性;活動の水脈―新宿・大久保と「共住懇」の道行き)
第2部 集合的な出来事(分立する「祭」―「しんじゅくアジアの祭」、二〇〇八‐〇九;「場所」をかちとる―「OKUBOアジアの祭」、二〇一〇‐一一)
流れゆく者たちのコミュニティ―移動性と領域性の理論に向けて
著者等紹介
阪口毅[サカグチタケシ]
1986年、東京生まれ。2016年、中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は都市社会学、地域社会学。現在、立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科准教授。立川・砂川にて市民の手による資料館づくりに関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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