西アフリカ・エボラ危機2013‐2016―最貧国シエラレオネの経験

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西アフリカ・エボラ危機2013‐2016―最貧国シエラレオネの経験

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  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779516337
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C1020

出版社内容情報

「まさかエボラが本当にあるとは思わなかった」

現地の人びとにとってエボラ危機とは、どのような経験だったのか。
恐るべき感染症に〈人類〉はいかに対処したのか。

国際社会からローカルなレベルまで、さまざまな組織や個人が関わった感染症対策の経験を人類学者が綿密な調査を通して描き出す。


エボラ出血熱はエボラ・ウイルスに起因する感染症であり、その致死率は50?90パーセントにもおよぶ。1976年に存在が確認されて以降、アフリカ大陸を中心にたびたび流行を繰り返してきた。こうした流行のなかでも、本書が取り上げる西アフリカ・エボラ危機は最大のものである(「はじめに」より)

著者紹介

岡野英之(オカノ ヒデユキ)
1980年三重県生まれ。近畿大学・講師。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。文化人類学。西アフリカや東南アジアで現地調査を行い、武力紛争や平和構築、国家の統治(汚職や人脈)について研究してきた。本書と関連する著作として、「シエラレオネにおける国家を補完する人脈ネットワーク――エボラ危機(2014?2016年)
からの考察」(末近浩太・遠藤貢編『紛争が変える国家 グローバル関係学4』岩波書店,2020年)、『アフリカの内戦と武装勢力――シエラレオネにみる人脈ネットワークの生成と変容』(昭和堂,2015年)がある。

内容説明

「まさかエボラが本当にあるとは思わなかった」人びとにとってエボラ危機とは、どのような経験だったのか。国際社会からローカルなレベルまで、さまざまな組織や個人が関わった感染症対策の経験を人類学者が綿密な調査を通して描き出す。

目次

第1章 流行のはじまり
第2章 最貧国と国際社会の感染症対策
第3章 西アフリカ・エボラ危機の全体像
第4章 シエラレオネの社会事情と医療事情
第5章 シエラレオネでの感染拡大
第6章 コネとカネで確立させたエボラ対策
第7章 終章

著者等紹介

岡野英之[オカノヒデユキ]
1980年三重県生まれ。近畿大学・講師。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。文化人類学。西アフリカや東南アジアで現地調査を行い、武力紛争や平和構築、国家の統治(汚職や人脈)について研究してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

105
パンデミックに関する本は、多くが歴史家か理系ライターの手になる。感染症について熟知し、発生から終息までの経緯をまとめる力が求められるのだから。それだけ内容や展開が似ていたり、読ませるため重大事例を大きく取り上げるのが目立つ。本書は西アフリカのシエラレオネを研究対象とする文化人類学者が、エボラ出血熱の流行に現地人がいかに対応したかを文系の視点から描いていく。汚職が当然の世界最貧国でコネとカネで対策を広めたり、地方に残る部族王国で自給自足可能なためロックダウンできたなど、普通は記録されない話に目から鱗だった。2022/07/07

ばんだねいっぺい

30
 支援を確実かつ迅速に展開するためには、いわゆる「インフォームド・コンセント」が鍵となり、最善は、平時から危機について認識を共有すること。次善は、一刻を争う事態であっても対象国の政府及び人民と相互理解を図ることのようだ。他にもたくさんの教訓を得た。2023/01/18

アンパッサン

4
エボラ感染から回復しても体内に長く残存、弱ったときに再び感染力を持って立ち現れてくるとは知らなかった。ただワクチン開発が進んでいるのが、昔『ホットゾーン』読んだ時の恐怖を減らしてくれている。著者も指摘する「人間は変わらない。その一方で社会制度や医療技術は進歩している」のは間違いないようだ。エボラもコロナも感染増加過程(人間の移動→都市部での感染増大→周辺部への移動のエンドレス)の類似性は心にとどめ置かなくては。結局、パンデミックに対して個々人がいかに実感を持てるか(持てるようにするか)が克服への近道かも。2023/01/07

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