内容説明
リスクを抱えた生徒を察知し、支援するために必要な視点とは何なのか。小学生、中学生、高校生への調査結果を、学校への不適応感を助長するリスク要因と抑制する保護要因という観点から検討する。
目次
序章 なぜ学校不適応感をプロセスから捉える必要があるのか―本書の課題と目的
第1章 学校不適応感はどのように論じられてきたのか―リスク要因と保護要因に関する文献展望
第2章 学校不適応状態と社会的コンピテンスには関係があるのか―不登校傾向に着目した中学生への質問紙法・描画法調査から
第3章 学校不適応状態の初期段階にみられる徴候にはどのようなものがあるのか―中学生・高校生への調査から
第4章 学校不適応感を助長するリスク要因とは何か―小学生・高校生への調査から
第5章 学校不適応感を抑制する保護要因とは何か―ロールフルネスとレジリエンスに着目した高校生への調査から
終章 学校不適応感をプロセスから捉えた支援方法とは
著者等紹介
鈴木美樹江[スズキミキエ]
2019年名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期課程修了、博士(心理学)。2011年金城学院大学大学院人間生活学研究科博士課程後期課程修了、博士(学術)。スクールカウンセラー、名古屋大学非常勤講師、金城学院大学非常勤講師。臨床心理士、公認心理師、学校心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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