地元を生きる―沖縄的共同性の社会学

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地元を生きる―沖縄的共同性の社会学

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  • サイズ 46判/ページ数 472p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779514975
  • NDC分類 302.199
  • Cコード C0036

内容説明

階層格差という現実のなかで生きられる沖縄的共同性―。膨大なフィールドワークから浮かび上がる、教員、公務員、飲食業、建築労働者、風俗嬢…さまざまな人びとの「沖縄の人生」。

目次

序文―沖縄にとって「地元」とは何か
第1章 沖縄の階層と共同性
第2章 距離化―安定層の生活史
第3章 没入―中間層の共同体
第4章 排除1―不安定層の男たち
第5章 排除2―ひとりで生きる

著者等紹介

岸政彦[キシマサヒコ]
1967年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。社会学。専門は沖縄、生活史、社会調査方法論。主な著作に『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年、紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞)、『ビニール傘』(新潮社、2017年、第一五六回芥川賞候補、第三〇回三島賞候補)、『図書室』(新潮社、2019年、第三二回三島賞候補)など

打越正行[ウチコシマサユキ]
1979年生まれ。和光大学現代人間学部講師、特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員。専門は、社会学、沖縄、参与観察

上原健太郎[ウエハラケンタロウ]
1985年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科講師。社会学。主な専門は沖縄の若者の就労問題

上間陽子[ウエマヨウコ]
1972年生まれ、東京都立大学博士課程退学、琉球大学教育学研究科教授、専攻は教育学。これまで学校から逸脱する少年・少女や沖縄の貧困などについて学校内・学校外から調査してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

80
沖縄の地元がもつ多様なエスノグラフィ。この本でいう沖縄的共同性とは、地縁・血縁ネットワークに基づくもの。安定層の「距離化」、中間層の「没入」、不安定層の「排除」の3つの社会階層に区分して、いまを生きる沖縄の若者たちをとらえて論じている。書き手は、岸政彦、上原健太郎、打越正行、上間陽子の気鋭の社会学者たち。打越の『ヤンキーと地元』、上間の『海をあげる』の本を読んだ者にとっては、既知の世界だが、沖縄の下層の若者の〈共同体からの排除〉と〈共同体への拘束〉が特に面白い。→2024/12/01

たまきら

46
う~ん…ナイチャーのくせに、という言葉に悲しいものを感じます(上間先生は琉球大)。だって、そこホントだもん。それに貧困地区は他の県にもあって、結構似たようなものがあるんです。沖縄の公共交通機関の不足が生む問題(車という密室でのデートレイプなど)は、ほかの地方でも起こっている問題ではないでしょうか。読みながら他の低所得地区や海外の事例と比較してほしいなあ…と感じました。2025/05/02

shikashika555

44
岸正彦さんのオンライン講座次回資料として読んだ。 かねてから リゾートと基地の街、相互扶助の楽園みたいな切り取り方で沖縄を理解することに強い違和感を持っていた。 戦争被害でも米軍基地でも癒しのリゾートでもない普段の沖縄は、内地で暮らす人間には不思議なほど見えてこない事に不審を抱いてもいた。 職業や所得により、安定層 中間層 不安定層に属する人達から見た沖縄に対する語りを聞き取る形で構成されている。 驚く程濃密な語りと、不安定層への参与観察の内容に酔いそうになりながら、休み休みの読書であった。 2021/04/15

ばんだねいっぺい

28
沖縄の話のようで日本全体の話であり、身につまされるような別世界のような、家族的連帯の暖かさと排除された者たちの行き場のなさ。いつまでたってもよそ者でしかいれないよそ者。うーん。自由でいいと思ったな。2021/04/30

27
沖縄的な共同体は決して一面的なものではなく、ある人にとっては怠惰に感じられたり、またある人には過酷な一面を見せたりするということ。いやー読み応えあった。安定層のおじさんとは一献傾けたいくらい共感するものがある。安定層の最後に出てくる女性は著者の一人かな?不安定層の世界はカイジを彷彿とさせるエグさ。調査のためそこに飛び込んでいく打越氏の根性半端ない。「終わらないパシリ」って妙にじわじわくるワードだけどきつかった。少子化と建築現場の小規模化によって下積みが延々続くということらしい。あれこれひっくるめての沖縄。2021/11/26

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