アニメの社会学―アニメファンとアニメ制作者たちの文化産業論

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アニメの社会学―アニメファンとアニメ制作者たちの文化産業論

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  • サイズ A5判/ページ数 245p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779514647
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C1030

内容説明

多様なファン活動、アニメ産業の特性、それらを支える技術や制度、メディアといった多様な角度からアニメ研究と文化社会学の拡がりを捉え、両者の接続を試みる基本論集。

目次

アニメを社会学する視点
1 アニメファンのさまざまな実践(アニメについて語ること―エスノメソドロジーとライフストーリー法の視座から;ファンカルチャーの理論―ファン研究の展開と展望;ファンとして歩むライフコース―「スレイヤーズ」ファンの事例から ほか)
2 アニメ産業を支えるさまざまなアクター(「大東亜共栄圏」のための「アイウエオの歌」―『桃太郎 海の神兵』の想定される観客をめぐって;軍事教育映画はいかにして制作されたか―視覚化の論理を手がかりに;非創造的なクールジャパン政策におけるアニメ産業―創造産業とアニメへの無理解 ほか)
3 アニメ産業を支える「技術」と制度・メディア(OVAという発明―「テレビ的なもの」の位置づけをめぐって;『ドラえもん』ブームにみるパロディー的想像力―1970年代後半~80年代初頭の『コロコロコミック』(小学館)の分析を通じて
アニメブームのインフラストラクチャー―『機動戦士ガンダム』をめぐる放送格差と雑誌読者 ほか)

著者等紹介

永田大輔[ナガタダイスケ]
明星大学・二松学舎大学・日本体育大学等非常勤講師

松永伸太朗[マツナガシンタロウ]
長野大学企業情報学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つまみ食い

2
クールジャパン政策の問題、アニ製作の産業構造などいわゆる「作り手」の問題からファンコミュニティなどの「受け手」の問題、そして歴史的問題までさまざまな観点からアニメを分析した論文集。2022/07/01

たろーたん

2
唯一、クールジャパン政策におけるアニメが面白かった。『ポケモン』と『ドラえもん』『ハルヒ』を一緒くたにしてブランドイメージなど作れるはずもなく、そもそもアニメの文化的無臭性・無国籍性は国家ブランド戦略と相性が悪く、むしろ、メディアミックスからの食品、文具、玩具へと他産業との連携からの消費の拡大こそが評価されるべきだ。クールジャパン政策は、その他産業との連携や流通にこそ力を入れるべきだった。そもそも政策の二つの目的である「主:金を稼ぐ」と「従:日本の価値観を世界に浸透させる」は両立するものではない。2022/06/15

たろーたん

1
二度読み。面白かったのはファン研究の先行研究。ファン研究とは、①産業的に生産された対象を受容する人々に注目し、②それらの人々に対してネガティブなステレオタイプとは異なる表象を与えようとする研究だ。さらにこの再表象にあたって、③商品の購買や番組の視聴を契機としつつも、そこにとどまらない多様な実践が行われ散ることに焦点を当てる。①は能動的オーディエンス研究、②はファンを空想に耽溺する社会性を失ったカモではなくアカデミズムの語彙を与えることで再表象するもの。③は創作実践やコミュニティ形成を強調している。2022/06/17

samurai

0
文化産業論は、ホルクハイマーとアドルノの議論を基礎を置く議論である。 Phantom in the t w ilight 日中間の国際共同制作は、今後ますます盛んになるものと予想される。 自然主義は、万人に開かれた表現と規定されてるのに対して、萌えは愛好する消費者集団にしか通じない。2022/03/19

ぞだぐぁ

0
タイトルに「ファン」と「制作者」と入っているが産業振興なども取り上げられている。図書館で流し読みした時に収録論文の一つ『ファンとして歩むライフコース』に惹かれたので借り出して読んで見た。ポケモンとAKIRAとハルヒを一緒くたに『ジャパニメーション』のくくりでブランド化できないとか、だよね、と納得。また、録画が一般的になる前の時代のファンは地方住みだとアニメ誌によるネタバレが前提になっているとか見る前の先入観の話が印象に残った。2020/12/04

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