内容説明
学校カウンセリングとは何か。児童・生徒や家庭への支援はどうすればいいのか。ワーク課題を通じて、学校カウンセリングの良き担い手になろう。
目次
学校はカウンセリングの場になるのか?―カウンセリングと学校と授業の関係
独りきりでは独り立ちできない?―「大人になること」を支えるモノと人々
彼女はいつも陰キャラなのか?―スクールカーストをめぐる問題
部活って何のためにあるの?―慣習を自覚することからみえてくること
「弱さ」は克服しなくてはならないのだろうか?―いま求められるレジリエンス
学校には必ず行かなくちゃいけないの?―不登校という生き方の臨床心理学
その母の訴えに、担任はどう対応すればよかったのか?―チーム学校とケアの思想
「養護教諭」が行う教育相談とは何だろうか?―「健康相談」にみる学校におけるその仕事の役割
子どもを実践的に理解するってどういうこと?―学校における暴力のエピソードを手がかりとして
あるがままの自分をゆるせるってどういうこと?―ある定時制高校の生徒たちの身体性にみられる居場所感と自己肯定感
高校中退に至る前に高校教師にできることは何か?―高校中退の問題と予防プログラムについて考える
文化的に多様化する子どもたちに教師はどのように対応するか?―外国人児童生徒への支援・対応
親になるための発達をどう支援するか?―学校が担う親育ち支援
PTAとは何か?―家庭と学校をつなぐ巨大組織PTAを可視化する
なぜ教師にカウンセリング・マインドが必要なの?
「いまここ」の体験を言葉にするとは?―体験を表現し理解するフォーカシング・プロセス
あなたの悩みの原因はたんなる「思い込み」かもしれない?―論理療法で悩みを解消する
「個人」の「問題」にとらわれないカウンセリングとは?―ものの見方・かかわり方の工夫
著者等紹介
竹尾和子[タケオカズコ]
白百合女子大学大学院文学研究博士課程修了。博士(心理学)。現在、東京理科大学理学部第一部教養学科准教授
井藤元[イトウゲン]
京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、東京理科大学教育支援機構教職教育センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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