出版社内容情報
運転者自らが気づくことで安全運転を実現してもらうために、コーチングの基本的な考え方についての理論とコーチング技法を紹介する。
Part I 理 論 編
01 コーチングの基本的考え方(太田博雄)
1 コーチングの由来
2 コーチングとティーチングの違い:パラダイムシフト
3 対象者別にみたティーチングとコーチングの有効性
4 ティーチングによる安全ドライバー育成の課題
5 コーチングの教育目標
6 コーチングによるメタ認知技能向上
7 コーチングでのキーワード
02 運転者教育目標と教育内容:GDEマトリックス(太田博雄)
1 五つ星ドライバーを作る
2 GDEマトリックス
03 GROWモデル(大谷 亮)
1 はじめに
2 GROWモデルについて
3 目標設定のためのSMARTモデル
4 事実状況分析から意志の確認の過程
5 GROWモデルの具体的展開と事例の解説
6 コーチが配慮すべき点
7 交通場面を対象にしたコーチングの特徴
8 ま と め
04 コーチングの基本技法(加戸浩二)
1 はじめに
2 コーチ側の心構え
3 傾 聴
4 質 問
5 承 認
6 フィードバック
Part II 実 践 編
05 初心者教育での活用:教習への応用(野藤 智)
1 はじめに
2 新規導入項目でのコーチング技法の活用
3 目標の設定
4 学習者の資源(知識・経験)を活用した教習
5 教習への能動的な参加
6 自己評価能力を高める
7 責任力を高める
8 初心運転者教育での活用例
06 企業での安全教育(太田博雄)
1 はじめに
2 インシデントプロセス法
3 質問力・分析力向上ツールとしてのマインドマップ
07 プロドライバー教育への活用(奥山祐輔)
1 プロドライバーとは
2 プロドライバーの特性
3 コーチングの活用
4 具体的実施方法と注意点
5 ま と め
08 高齢運転者の免許更新時講習の手引き:双方向教育プログラムと個別指導(奥山祐輔)
1 高齢者講習への双方向講義と個別指導導入の背景
2 高齢運転者とコーチング
3 1人(指導員)対複数(受講者)のコーチング
4 ま と め
09 コーチングを適用した教育プログラム開発(小川和久)
1 はじめに
2 感情コントロール教育への応用
3 中学生・高校生のための自転車安全教育への応用
10 コーチングによる教育実践例(中西 盟・望月 章)
1 はじめに
2 他者観察法(ミラーリング法)
3 自己観察法:シミュレータの活用
4 後悔予測
【付録1】後悔予期講習会に対する受講者のコメント(望月 章)
【付録2】コーチングを用いた企業研修実施例(名古屋武一)
【付録3】教習所でのコーチングによる教育の試みと課題(千葉知比古・中村光宏)
太田 博雄[オオタ ヒロオ]
編集
目次
1 理論編(コーチングの基本的考え方;運転者教育目標と教育内容―GDEマトリックス;GROWモデル;コーチングの基本技法)
2 実践編(初心者教育での活用―教習への応用;企業での安全教育;プロドライバー教育への活用;高齢運転者の免許更新時講習の手引き―双方向教育プログラムと個別指導;コーチングを適用した教育プログラム開発;コーチングによる教育実践例)
著者等紹介
太田博雄[オオタヒロオ]
東北工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。