「シリーズ」メディアの未来<br> ポスト情報メディア論

個数:
  • ポイントキャンペーン

「シリーズ」メディアの未来
ポスト情報メディア論

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月28日 01時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779512858
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C1030

出版社内容情報

最新理論と事例から情報メディアに留まらない、さまざまな「人・モノ・場所のハイブリッドな関係性」を読み解く視点と分析を提示する

まえがき

第1章 ポスト情報メディア論へ:人・モノ・場所のネットワーク(松井広志・岡本 健)

 1 はじめに
 2 情報とメディアをめぐる理論
 3 ポスト情報メディア論の可能性
 4 各章について

第?部 人・モノ・場所のメディアミックス

第2章 〈複合的メディア〉としてのゲーム:TRPGをめぐる人・モノ・場所から考える(松井広志)

 1 「ゲーム」の現在的状況
 2 デジタルゲームとアナログゲーム
 3 TRPGをめぐる「人」
 4 TRPGをめぐる「モノ」
 5 TRPGをめぐる「場所」
 6 ポスト情報ゲーム論へ

第3章 物流するメディア:メディアミックス・ハブとしてのコンビニエンスストア(マーク・スタインバーグ/岡本 健・松井広志[訳])

 1 コンビニの「物流領域」と「メディア領域」
 2 循環する物流(ロジスティクス),宣伝の構造(アーキテクチャ)
 3 コンビニとキャラクター(グッズ):食玩とホビートイ
 4 コンビニがメディアを生み出す:製作委員会,雑誌『ヒーローズ』
 5 ヴァーチャルとリアルにおけるコンビニ:『スナックワールド』
 6 デリヴァリング・メディア:物流するメディア

第4章 現代コスプレの分析:キャラクターに近づく写真画像上の身体(貝沼明華)

 1 はじめに
 2 コスプレとデータベース消費
 3 コスプレの現状調査
 4 現在までのコスプレ研究との違い
 5 若者を取り巻く写真文化
 6 キャラクター解釈による表現を目的とした加工
 7 SNS上の他者評価
 8 まとめ

第?部 人・モノ・場所のメディア史

第5章 「ポストメディア」の考古学:ミニFMをめぐる思想と実践を手がかりに(飯田 豊)

 1 はじめに:ミニFMのかすかな再生(リバイバル)
 2 ミニFMとは何だったのか
 3 「ポストメディア」の地層
 4 おわりに

第6章 求人メディア利用の変化から「人=メディア」を考える:新規大卒就職を例に(妹尾麻美)

 1 就職活動と情報源
 2 就職活動の歴史と求人メディアの変化
 3 就職―採用における「人=メディア」の役割
 4 求人メディアのゆくえ

第7章 着こなしの手本を示す:読者モデルからインフルエンサーへ(藤嶋陽子)

 1 はじめに:ファッションメディアの変容
 2 本章のねらい
 3 「読者モデル」という身近なファッションアイコン
 4 おわりに:夢から醒めたファッションの消費,その象徴としてのインフルエンサー

第?部 人・モノ・場所の表象

第8章 越境・多層化する「アイドル」:人・物・場所の「アイドル」メディア論(田島悠来)

 1 「アイドル」の〈メディア性〉
 2 「アイドル」=人の射程
 3 「アイドル」に関わる物,場所の射程
 4 おわりに

第9章 ほつれ,つむがれるなかで「人はメディアになる」:身体文化実践としてのよさこい踊りから(ケイン樹里安)

 1 ほつれゆくなかで,人はメディアになる
 2 非日常が日常と結び合わさるなかで,人はメディアになる
 3 メディアと人々の身体
 4 〈身をもって〉媒介すること
 5 結論に代えて

第10章 ラブドールはガラテアの夢を見るか:メディアとしての,メディアのなかのラブドール(関根麻里恵)

 1 はじめに
 2 ラブドールとは
 3 メディアとしてのラブドール
 4 メディアのなかのラブドール
 5 おわりに:ラブドールはガラテアの夢を見るか

第?部 人・モノ・場所のコミュニケーション

第11章 社会運動におけるメディア,社会運動というメディア(富永京子)

 1 社会運動におけるメディア:携帯電話の場合
 2 メディアとしての社会運動
 3 二つのメディアから立ち現れる「日常」と「出来事」

第12章 人=メディアとしてのバンドマン:共有される夢の実現/断念物語(野村 駿)

 1 はじめに
 2 夢を追うバンドマンの夢の実現/断念物語
 3 共有される二つの物語の内実
 4 メディアの多元性・物語の複数性
 5 おわりに

第13章 〈廃墟〉を触発するメディア:〈廃墟〉が生成するネットワーク(木村至聖)

 1 廃墟の「額縁(フレーム)」としてのメディア
 2 インターネット・SNS時代の廃墟趣味
 3 メディアとしての廃墟と廃墟マニア

第14章 多様な「空間」をめぐる多彩な「移動」:ポスト情報観光論への旅(岡本 健)

 1 メディア環境の変化を複層的に捉える
 2 観光におけるメディア
 3 観光概念のアップデート:現実空間,情報空間,虚構空間
 4 現実を「脱出」する観光
 5 スマートフォンと観光
 6 観光とアーカイブ
 7 ポスト情報メディア時代の観光研究

岡本 健[オカモト タケシ]
編集

松井 広志[マツイ ヒロシ]
編集

内容説明

最新理論と事例から新たなメディア論の可能性に迫る。情報メディアに留まらない、さまざまな「人・モノ・場所のハイブリッドな関係性」を読み解く視点と分析を提示する。

目次

ポスト情報メディア論へ―人・モノ・場所のネットワーク
第1部 人・モノ・場所のメディアミックス(“複合的メディア”としてのゲーム―TRPGをめぐる人・モノ・場所から考える;物流するメディア―メディアミックス・ハブとしてのコンビニエンスストア;現代コスプレの分析―キャラクターに近づく写真画像上の身体)
第2部 人・モノ・場所のメディア史(「ポストメディア」の考古学―ミニFMをめぐる思想と実践を手がかりに;求人メディア利用の変化から「人=メディア」を考える―新規大卒就職を例に;着こなしの手本を示す―読者モデルからインフルエンサーへ)
第3部 人・モノ・場所の表象(越境・多層化する「アイドル」―人・物・場所の「アイドル」メディア論;ほつれ、つむがれるなかで「人はメディアになる」―身体文化実践としてのよさこい踊りから;ラブドールはガラテアの夢を見るか―メディアとしての、メディアの中のラブドール)
第4部 人・モノ・場所のコミュニケーション(社会運動におけるメディア、社会運動というメディア;人=メディアとしてのバンドマン―共有される夢の実現/断念物語;“廃墟”を触発するメディア―“廃墟”が生成するネットワーク;多様な「空間」をめぐる多彩な「移動」―ポスト情報観光論への旅)

著者等紹介

岡本健[オカモトタケシ]
奈良県立大学地域創造学部准教授

松井広志[マツイヒロシ]
愛知淑徳大学創造表現学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

センケイ (線形)

2
ありていに言えば広く「カルチャー」に興味のある自分にはピタっとくる一冊だった。丁度考えていたことに何重もリンクするので必読書だった感もある。インターネットとリアルを横断的に「移動」するような活動は何を意味し、なぜそれが流行るのか。そうした活動は趣味のものだけじゃなく、コンビニや就職など、もっと普段触れるものの中にあるのを見落としているかもしれない。まさに今触れているようなそうした趣味あるいは日常生活のことを、少し離れて眺め、より深く味わうことが出来る点で、日々の暮らしにじわじわ効いてくることだろう。2018/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13153107
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。