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出版社内容情報
最新理論と事例から情報メディアに留まらない、さまざまな「人・モノ・場所のハイブリッドな関係性」を読み解く視点と分析を提示する
まえがき
第1章 ポスト情報メディア論へ:人・モノ・場所のネットワーク(松井広志・岡本 健)
1 はじめに
2 情報とメディアをめぐる理論
3 ポスト情報メディア論の可能性
4 各章について
第?部 人・モノ・場所のメディアミックス
第2章 〈複合的メディア〉としてのゲーム:TRPGをめぐる人・モノ・場所から考える(松井広志)
1 「ゲーム」の現在的状況
2 デジタルゲームとアナログゲーム
3 TRPGをめぐる「人」
4 TRPGをめぐる「モノ」
5 TRPGをめぐる「場所」
6 ポスト情報ゲーム論へ
第3章 物流するメディア:メディアミックス・ハブとしてのコンビニエンスストア(マーク・スタインバーグ/岡本 健・松井広志[訳])
1 コンビニの「物流領域」と「メディア領域」
2 循環する物流(ロジスティクス),宣伝の構造(アーキテクチャ)
3 コンビニとキャラクター(グッズ):食玩とホビートイ
4 コンビニがメディアを生み出す:製作委員会,雑誌『ヒーローズ』
5 ヴァーチャルとリアルにおけるコンビニ:『スナックワールド』
6 デリヴァリング・メディア:物流するメディア
第4章 現代コスプレの分析:キャラクターに近づく写真画像上の身体(貝沼明華)
1 はじめに
2 コスプレとデータベース消費
3 コスプレの現状調査
4 現在までのコスプレ研究との違い
5 若者を取り巻く写真文化
6 キャラクター解釈による表現を目的とした加工
7 SNS上の他者評価
8 まとめ
第?部 人・モノ・場所のメディア史
第5章 「ポストメディア」の考古学:ミニFMをめぐる思想と実践を手がかりに(飯田 豊)
1 はじめに:ミニFMのかすかな再生(リバイバル)
2 ミニFMとは何だったのか
3 「ポストメディア」の地層
4 おわりに
第6章 求人メディア利用の変化から「人=メディア」を考える:新規大卒就職を例に(妹尾麻美)
1 就職活動と情報源
2 就職活動の歴史と求人メディアの変化
3 就職―採用における「人=メディア」の役割
4 求人メディアのゆくえ
第7章 着こなしの手本を示す:読者モデルからインフルエンサーへ(藤嶋陽子)
1 はじめに:ファッションメディアの変容
2 本章のねらい
3 「読者モデル」という身近なファッションアイコン
4 おわりに:夢から醒めたファッションの消費,その象徴としてのインフルエンサー
第?部 人・モノ・場所の表象
第8章 越境・多層化する「アイドル」:人・物・場所の「アイドル」メディア論(田島悠来)
1 「アイドル」の〈メディア性〉
2 「アイドル」=人の射程
3 「アイドル」に関わる物,場所の射程
4 おわりに
第9章 ほつれ,つむがれるなかで「人はメディアになる」:身体文化実践としてのよさこい踊りから(ケイン樹里安)
1 ほつれゆくなかで,人はメディアになる
2 非日常が日常と結び合わさるなかで,人はメディアになる
3 メディアと人々の身体
4 〈身をもって〉媒介すること
5 結論に代えて
第10章 ラブドールはガラテアの夢を見るか:メディアとしての,メディアのなかのラブドール(関根麻里恵)
1 はじめに
2 ラブドールとは
3 メディアとしてのラブドール
4 メディアのなかのラブドール
5 おわりに:ラブドールはガラテアの夢を見るか
第?部 人・モノ・場所のコミュニケーション
第11章 社会運動におけるメディア,社会運動というメディア(富永京子)
1 社会運動におけるメディア:携帯電話の場合
2 メディアとしての社会運動
3 二つのメディアから立ち現れる「日常」と「出来事」
第12章 人=メディアとしてのバンドマン:共有される夢の実現/断念物語(野村 駿)
1 はじめに
2 夢を追うバンドマンの夢の実現/断念物語
3 共有される二つの物語の内実
4 メディアの多元性・物語の複数性
5 おわりに
第13章 〈廃墟〉を触発するメディア:〈廃墟〉が生成するネットワーク(木村至聖)
1 廃墟の「額縁(フレーム)」としてのメディア
2 インターネット・SNS時代の廃墟趣味
3 メディアとしての廃墟と廃墟マニア
第14章 多様な「空間」をめぐる多彩な「移動」:ポスト情報観光論への旅(岡本 健)
1 メディア環境の変化を複層的に捉える
2 観光におけるメディア
3 観光概念のアップデート:現実空間,情報空間,虚構空間
4 現実を「脱出」する観光
5 スマートフォンと観光
6 観光とアーカイブ
7 ポスト情報メディア時代の観光研究
岡本 健[オカモト タケシ]
編集
松井 広志[マツイ ヒロシ]
編集
内容説明
最新理論と事例から新たなメディア論の可能性に迫る。情報メディアに留まらない、さまざまな「人・モノ・場所のハイブリッドな関係性」を読み解く視点と分析を提示する。
目次
ポスト情報メディア論へ―人・モノ・場所のネットワーク
第1部 人・モノ・場所のメディアミックス(“複合的メディア”としてのゲーム―TRPGをめぐる人・モノ・場所から考える;物流するメディア―メディアミックス・ハブとしてのコンビニエンスストア;現代コスプレの分析―キャラクターに近づく写真画像上の身体)
第2部 人・モノ・場所のメディア史(「ポストメディア」の考古学―ミニFMをめぐる思想と実践を手がかりに;求人メディア利用の変化から「人=メディア」を考える―新規大卒就職を例に;着こなしの手本を示す―読者モデルからインフルエンサーへ)
第3部 人・モノ・場所の表象(越境・多層化する「アイドル」―人・物・場所の「アイドル」メディア論;ほつれ、つむがれるなかで「人はメディアになる」―身体文化実践としてのよさこい踊りから;ラブドールはガラテアの夢を見るか―メディアとしての、メディアの中のラブドール)
第4部 人・モノ・場所のコミュニケーション(社会運動におけるメディア、社会運動というメディア;人=メディアとしてのバンドマン―共有される夢の実現/断念物語;“廃墟”を触発するメディア―“廃墟”が生成するネットワーク;多様な「空間」をめぐる多彩な「移動」―ポスト情報観光論への旅)
著者等紹介
岡本健[オカモトタケシ]
奈良県立大学地域創造学部准教授
松井広志[マツイヒロシ]
愛知淑徳大学創造表現学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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