感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mittsko
5
「本書は、さまざまな形でコンテンツに関わる19名の書き手の論考により、コンテンツを分析し、拡張し、創造するための視座や方法を示したものだ」(岡本健「Chap. 0」ⅰ頁)…だそうで、日本製限定の漫画・アニメ・特撮・ゲーム・ラノベ・ボカロなどなど、各論者がそれぞれの関心から、個別の作品をピックアップし、それぞれに論を展開する。個人的には「Part 3 メディア・コンテンツを創る」がおもしろかった。ただ、全体に物足りない論考も。そもそも各論がとても短いので、満足感が得にくいし、書き手もこの字数では書ききれまい2021/02/09
ディス
1
◯。論講集だけど、面白いというか分かりやすいものと、わりと言葉足らずに専門的で難しいもの、浅く終わってるものなど品質はまちまち。ただ本書の目的としては主に学生にコンテンツ研究、創作、分析の視座や方法、実践の形を伝える⋯というものがありそうなので、論考の内容はピンとこなくても、どのようにすればいいのか⋯ということのヒントにはなる本なのかな。しかしビデオゲームがないのが残念。ボカロ、ラノベ、ウィキペディアの話は面白かったかなぁ。2025/05/14