大学における多文化体験学習への挑戦 - 国内と海外を結ぶ体験的学びの可視化を支援する

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  • サイズ A5判/ページ数 219p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779512797
  • Cコード C1037

出版社内容情報

海外、国内での異文化体験と多様な背景をもつ人々との交流を「多文化体験学習」と捉え多様な実践から教育デザインと学びの意義を分析

はじめに

本書を活用するにあたって

プログラムの概要



Part I 多文化体験学習のデザインと学びの可視化



01 国内・海外を結ぶ多文化体験学習の意義と学びの可視化(村田晶子)

 1 多文化体験学習の意義

 2 人材像:「グローバル人材」と「市民性」のせめぎ合い

 3 スキルをクリティカルに読み解く

 4 体験学習のデザインと振り返り

 5 具体的なプログラムデザインと学び

 6 「互恵性」

 7 長期的な振り返り:キャリアとの関係



02 多文化体験学習における学びの言語化:物語論的アプローチの試み(森茂岳雄・津山直樹)

 1 はじめに:多文化体験学習における「学びの言語化」の意味

 2 「学びの言語化」のためのパフォーマンス評価の可能性とプログラムの概要

 3 参加者の変容を分析するための「物語論的アプローチ」

 4 参加者の成果物にみる「学びの言語化」の分析

 5 おわりに:多文化体験学習を意義あるものにするために



03 海外インターンシップ参加当事者としての学び(内川明佳)

 1 はじめに

 2 出発点としての短期海外ボランティア

 3 海外(国際)インターンシップの形態と活動内容

 4 当事者としての学びの振り返りと可視化

 5 おわりに:インターンシップ,その先にあるもの



Part II 国内の多文化体験学習・多文化共修



04 国内の多文化体験:多文化共修プログラムのデザイン(村田晶子)

 1 はじめに

 2 共修科目の意義

 3 共修科目の光と影

 4 課題:言語の境界線

 5 筆者の取り組み:複言語・学外に開かれた共修のデザイン

 6 プログラムの概要

 7 協働の実際

 8 学外のフィールドワークにおける学びの可視化

 9 おわりに



05 国内の多文化体験学習活動の意義:多文化教育,外国語教育,市民性の育成(山田 泉)

 1 はじめに

 2 21世紀の世界と若者の教育

 3 多文化教育と「多文化能力」

 4 参加体験型教育と留学生交流教育

 5 学生の多文化体験学習プロジェクトの例

 6 多文化体験学習による自己変容・社会変革

 7 おわりに:もう一つの「グローバル人材」教育



Part III 海外体験・協働学習



06 国際協力学における海外フィールドワーク:既存科目の中に潜むグローバル人材育成の可能性(松本 悟)

 1 はじめに:なぜ海外短期フィールドワークか

 2 フィールドワークの訪問先と調査内容へのこだわり

 3 東南アジアフィールドワークから何を学んだのか

 4 おわりに:既存のカリキュラムに潜むグローバル人材育成



07 “This is America. Don't work Japanese.”:日本人学生は海外インターンシップから何を学ぶのか(川村宏明)

 1 はじめに

 2 プログラム・デザインの概要

 3 英語力よりも異文化受容度を重視

 4 大学でのインターンの活動

 5 学びの分析の枠組み

 6 インターンの学びを促進するコーチング

 7 短期大学留学(9か月)とインターンシップを通じた学びの違い

 8 産学官の連携のメリット

 9 おわりに



08 国際ボランティアプログラムにおける互恵性のデザイン(村田晶子・マルチェッラ,マリオッティ)

 1 はじめに

 2 プログラムの概要

 3 プログラムにおける互恵性の分析

 4 おわりに



09 異文化対話をめざす多文化体験学習:「メディア情報リテラシー」学習支援を通した学び(坂本 旬)

 1 はじめに

 2 プログラム・デザインの概要と指導の留意点

 3 多文化体験学習を通じた学びの分析

 4 おわりに:このプログラムの参加経験の先に何があるのか



Part IV 留学生の訪日プログラムの学び



10 北米の大学生の日本体験プログラムを通じた学び:東北被災地視察・支援活動を中心に(プレフューメ裕子・竹内弥生)

 1 「グローバル人材育成」を超えた体験学習

 2 東北被災地でのプログラムデザインと指導

 3 多文化体験学習を通じた学びの分析と考察

 4 おわりに:プログラム終了後のフォローアップ



11 短期日本留学を通じた異文化コミュニケーションの体験的な学び(桜木俊行)

 1 はじめに

 2 プログラム・デザインの概要と指導の留意点

 3 体験学習を通じた学びの分析

 4 おわりに



Part V 体験学習とキャリア(人生の軌跡)



12 短期海外体験プログラムの参加者のその後:グアム・スタディツアー参加者の3-7年後の姿を追う(中山京子)

 1 はじめに:海外スタディツアーを通じた学びを長い期間でみることの意義

 2 グアム・スタディツアーと学びの変容

 3 参加者の四つの事例

 4 参加後の活動継続

 5 結  語



13 大学生のキャリア発達と多文化体験学習(児美川孝一郎)

 1 問題設定

 2 大学生のキャリア発達の課題

 3 現代日本の大学生と青年期課題

 4 異質な他者や世界との出会い

 5 学生にとっての多文化体験学習の意味



おわりに(佐藤慎司)

村田 晶子[ムラタ アキコ]
編集

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