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出版社内容情報
預言者的精神から特定の空間への執着を批判し、時間における新たなものの到来を待ち望んだ神学者、ティリッヒの歴史哲学を読解。
序――現代におけるティリッヒ思想の意義――
第1章 ティリッヒ研究の現状および本書の目的と方法
1 ティリッヒ研究の現状
2 本書の問題設定と方法論
3 本書における「存在論」・「歴史論」の扱いについて
第2章 後期ティリッヒ思想における「近代」という時代
1 近代人/近代批判者としてのティリッヒ
――時間・空間概念の重要性――
2 近代における神学の危機
――理性と神学の相克――
3 ティリッヒの考える近代の課題について
――歴史と共同体における変化――
第3章 後期ティリッヒ思想における「共同体」の構造
1 ティリッヒの共同体概念
――後期ティリッヒ思想に至る発展過程――
2 後期ティリッヒ思想における共同体とは何か
――『組織神学』を中心に――
3 霊の機能と霊的共同体
4 霊的共同体の普遍性
第4章 後期ティリッヒ思想における「共同体」の諸問題
1 共同体においていかに人格は成立するか
――個人の行為と倫理――
2 道徳的行為の基準は何か
3 個人の道徳と共同体の正義
第5章 後期ティリッヒ思想の「歴史」の構造
1 歴史論の発展的考察と後期歴史論の重要性について
2 後期ティリッヒ思想の歴史論
――『組織神学』第三巻を中心に――
第6章 後期ティリッヒ思想における歴史の諸問題
1 後期ティリッヒ思想における歴史についての問い
2 神の国における時間と空間の位置づけ
第7章 結語
1 後期ティリッヒ思想の特性
2 後期ティリッヒ思想の再評価
3 後期ティリッヒ思想の行方
【補論】「時間」と「空間」をめぐる比較研究
【比較研究1】 ティリッヒとカント
――道徳と宗教のあいだ――
1 はじめに
2 ティリッヒとカントの接点
3 倫理的命法の無制約性の由来
――カント――
4 道徳命法の無制約性の由来
――ティリッヒ――
5 ティリッヒとカントの差異
6 結びと今後の展望
【比較研究2】 死、その由来とその向こう
――ティリッヒ、モルトマン、ハイデガー、ジャンケレヴィッチ――
1 はじめに
2 後期ティリッヒ思想における死の位置づけ
――自然の死/さばきによる死――
3 後期ティリッヒ思想における死の思考
――此岸における死/彼岸における死――
4 まとめ
【比較研究3】 西谷啓治とパウル・ティリッヒの歴史理解
――「空」と「カイロス」――
1 はじめに
2 西谷とティリッヒに関する比較研究の概観
3 西谷の「時」概念
4 西谷とキリスト教的歴史観
5 西谷の歴史観
――空としての歴史――
6 ティリッヒの歴史観
7 ニヒリズムの克服としての歴史観とその行方
8 結び
【比較研究4】 宗教と倫理の関わり
――ティリッヒとデリダの正義論、ロヴィンのキリスト教倫理を手がかりに――
1 はじめに
2 ロヴィンによるキリスト教思想と社会の関係についての類型
3 ティリッヒ思想における宗教と社会との関係
4 「法外さ」
――ティリッヒとデリダの比較――
5 結び
註
あとがき
参考文献一覧
事項索引
人名索引
鬼頭 葉子[キトウ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
預言者的精神をもって特定の空間への執着を批判し、時間における新たなものの到来を待ち望んだ神学者、パウル・ティリッヒの歴史哲学を読み解く。
目次
第1章 ティリッヒ研究の現状および本書の目的と方法
第2章 後期ティリッヒ思想における「近代」という時代
第3章 後期ティリッヒ思想における「共同体」の構造
第4章 後期ティリッヒ思想における「共同体」の諸問題
第5章 後期ティリッヒ思想の「歴史」の構造
第6章 後期ティリッヒ思想における歴史の諸問題
第7章 結語
補論 「時間」と「空間」をめぐる比較研究
著者等紹介
鬼頭葉子[キトウヨウコ]
2000年東京大学文学部卒業。2007年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定。2010年博士号取得(文学)(京都大学)。現在、長野工業高等専門学校一般科准教授。京都大学大学院文学研究科応用哲学・倫理学教育研究センター研究員。キリスト教学・宗教哲学・倫理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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