内容説明
医療面接を体験的に学ぶ際、模擬患者はかかせない存在です。患者に寄り添い、話を聴ける医療者になるにはどうすればよいでしょうか。本書は、医療面接を学ぶ医学生、患者とのコミュニケーションを学ぶ看護学生、薬学生のほか、すべての医療スタッフを対象としています。模擬患者を志す人々、臨床教育に携わる人々にもおすすめです。
目次
1部 医療面接に飛び込む人へ(コミュニケーションの目指すもの;医学生と模擬患者)
2部 模擬患者が生まれるまで(福井の模擬患者はこうして生まれた;講義『模擬患者について』;私の想いをしっかり聴いて!!―香川大学での模擬患者さんの歩み ほか)
3部 模擬患者はこう考える(一般的な学生相談と模擬患者;地域社会と模擬患者;対等なコミュニケーションを ほか)
著者等紹介
寺沢秀一[テラサワヒデカズ]
福井大学医学部地域医療推進講座名誉教授/医師
林寛之[ハヤシヒロユキ]
福井大学医学部附属病院救急総合診療部教授/医師
氏家靖浩[ウジイエヤスヒロ]
仙台大学健康福祉学科教授/公認心理師・学校心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Iwata Kentaro
5
これも2020年に頂いていました。誠に申し訳ございません。SPといえば思い出すのは98年に初めて米国でSPを使った骨盤診の実習を受けたこと。めっちゃ緊張したら、SPさんに「落ち着け」と言われました(笑)。日本でも定着すると良いですよね、SP。2023/01/18
Iwata Kentaro
5
これも2020年に頂いていました。誠に申し訳ございません。SPといえば思い出すのは98年に初めて米国でSPを使った骨盤診の実習を受けたこと。めっちゃ緊張したら、SPさんに「落ち着け」と言われました(笑)。日本でも定着すると良いですよね、SP。2023/01/18
デイリー山﨑
0
この本は福井大の実践例報告でごわす。模擬患者さんに向けた視点で書いており、模擬患者を務めるボランティアさんの中には残念ながら「学生を教育してやってるんだ」という態度の方もおられもす。医学教育に携わる『教員』がボランティアさんと思いを共有するために、活用すべき本ではないかと思いもす。2021/08/09
とある内科医
0
福井発、金言の数々。 「模擬患者はこう考える」の章にはしみじみ。2020/12/08