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内容説明
シンボリック相互作用論からポストコロニアリズムまで。質的研究を生み出すさまざまな理論的系譜について、その考え方、基本的概念、豊かで興味深い研究事例、そして批判点についても的確に、そして明快に解説する。
目次
技(わざ)としての質的研究―ポスト実証主義の諸系譜と研究スタイル
1 解釈的アプローチの系譜(シンボリック相互作用論―自己と意味を求めて;解釈学―テクストの解釈;ドラマツルギーとドラマティズム―劇場・舞台としての社会生活;エスノメソドロジー―日常生活の成り立ち;エスノグラフィー―ネイティブの文化的理解)
2 深層構造に着目する系譜(記号論と構造主義―社会的現実の文法)
3 批判的アプローチの系譜(史的唯物論―階級、闘争、そして支配;批判理論―ヘゲモニー、知の生産、コミュニケーション行為;フェミニズム―中心的社会原則としてのジェンダー;構造化と実践の理論―権力という枠組のなかでの二元論を超えて)
4 「ポスト」がつく諸学派の系譜(ポストモダニズム―イメージおよび「真なるもの」との戯れ;ポスト構造主義―言説、監視、脱構築;ポストコロニアリズム―帝国主義を読み解き、抵抗する;結論―伝統、即興、質のコントロール)
著者等紹介
プラサド,プシュカラ[プラサド,プシュカラ] [Prasad,Pushkala]
アムハーストにあるマサチューセッツ大学においてPh.Dを取得し、現在はニューヨーク州サラトガ・スプリングスにあるスキッドモア大学のリベラルアーツ学生向けの経営学の教授である。現職の前には、スウェーデンのルンド大学の行政学の主任教授であった。クラークソン大学、カルガリー大学、フィンランドのヘルシンキ経済大学で専任で教えていたこともある。1997年には、MITのスローンマネジメントスクールの客員研究員であった。職場での抵抗、仕事のコンピューター化、職場の多様性、ポスト実証主義の研究、言説分析、組織の正当性などが研究の関心領域である。1995年にはカルガリー大学で傑出した若手学者に指名され、1997年には、Western Academy of ManagementのAscendant Scholar賞を受賞した
箕浦康子[ミノウラヤスコ]
お茶の水女子大学名誉教授。カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院人類学科博士課程修了、Ph.D.専門:心理人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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