アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き―日本の大学にどう活かすか

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アメリカの大学に学ぶ学習支援の手引き―日本の大学にどう活かすか

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  • サイズ A5判/ページ数 186p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779511684
  • NDC分類 377.15
  • Cコード C3037

出版社内容情報

現在、定着しつつある様々な教育支援プログラムは、いかなる経緯でアメリカの大学に生み出されたのか。それをどう活かすべきなのか。

第1部 アメリカの高等教育場面の学習支援を概観する



1 アメリカ高等教育の現代の様相(野田文香)

 1 アメリカ高等教育の多様性  

 2 高まる学位へのニーズと学生の学びの継続力の問題



2 アメリカ大学生の「学び」をめぐる議論(野田文香) 

 1 「学習時間」と「学習成果」をどう考えるか  

 2 まとめと日本への示唆



3  学習支援の枠組み――「専門性」からの観点(谷川裕稔)

 1 問題の所在 

 2 学習支援の基本的枠組み

 3 言説を援用する識者  

 4 専門性の確立を求めた理由

 5 学習支援分野の専門性:研究者による見解

 6 敷衍的考察 

 7 まとめと日本への示唆



第2部 歴史的観点からアメリカの学習支援を考える



4  学習支援の萌芽期――1600年代-1820年代(谷川裕稔)

 1 時代背景  

 2 対象学生  

 3 カリキュラム上の位置づけ

 4 教授法・学習方略

 5 問題点と課題  



5  教授法・学習方略の変革初期――1830年代-1860年代(谷川裕稔)

 1 時代背景  

 2 対象学生  

 3 カリキュラム上の位置づけ 

 4 教授法・学習戦略 

 5 問題点と課題 



6  組織的な学習支援部局の設置期――1870年代-1940年代(奥村玲香)

 1 時代背景 

 2 対象学生 

 3 カリキュラム上の位置づけ 

 4 教授法・学習方略

 5 問題点と課題  



7 学習支援の爆発的拡大期――1940年代-1970年代 (谷川裕稔) 

 1 時代背景 

 2 対象学生  

 3 カリキュラム上の位置づけ  

 4 教授法・学習方略

 5 問題点と課題  



8  教授法・学習方略の開花期――1970年代中期-1990年代中期

  (奥村玲香・谷川裕稔)

 1 時代背景  

 2 対象学生  

 3 カリキュラム上の位置づけ

 4 教授法・学習戦略  

 5 問題点と課題  



09 包括的な学習支援アプローチ期――1990年代中期-現在(壁谷一広) 

 1 時代背景  

 2 対象学生  

 3 カリキュラム上の位置づけ 

 4 教授法・学習戦略

 5 問題点と課題  



第3部 展望:日本の学習支援の可能性を模索する



10  ターム使用上の混乱――リメディアル教育と初年次教育の概念区分

  (谷川裕稔)

 1 はじめに  

 2 アメリカ関連学会の動向  

 3 中教審答申による定義とその限界

 4 2 つの限界に対する提案  

 5 ま と め  



11 教授法・学習方略の実践

  ――アクティブラーニングという方法(壁谷一広)

 1 アクティブラーニングのアメリカの学習支援場面での位置づけ

 2 「アクティブラーニング」が日本の大学教育を席巻する背景 

 3 学習支援の観点からアクティブラーニングのあり方を考える 



12 学習成果・評価のあり方(野田文香)

 1 主体的学習への質的転換の一翼となる単位制度の実質化に関する課題

 2 学習成果アセスメントと機関別認証評価に関する課題

 3 解決の可能性



13 「定着」率の向上の関わる学習支援の役割(谷川裕稔)

 1 日本の高等教育機関における中途退学の実状と背景 

 2 定着・継続在籍に向けてのアメリカ高等教育機関の取り組み

 3 Retention / persistence / attrition の定義 

 4 定着率を高めるための方略・戦略 

 5 日本での可能性 



14 「障害学生支援」的観点の欠如(奥村玲香)

 1 日本の高等教育機関における障害学生の現状  

 2 日本の高等教育機関における障害学生の支援体制の現状  

 3 アメリカの高等教育機関における障害学生支援の取り組み  

 4 日本の高等教育機関における障害学生支援体制の構築にむけて



谷川 裕稔[タニガワ ヒロトシ]
四国大学短期大学部教授 四国大学学修支援センター・副センター長。神戸大学大学院文化学研究科後期3 年博士課程 博士(学術)(神戸大学)。主著に『ピアチューター・トレーニング―学生による学生の支援へ』(共編、ナカニシヤ出版、2014年)『学士力を支える学習支援の方法論』(編集代表、ナカニシヤ出版、2012 年)、『学習支援をトータルプロデュースする―ユニバーサル化時代の大学教育』(共著、明治図書、2005 年)『アメリカ・コミュ二ティ・カレッジの補習教育』(単著、大学教育出版、2001 年)など。

内容説明

日本の大学にも現在、定着しつつある入学前教育、初年次教育、リメディアル教育といった教育支援プログラムは、いかなる経緯でアメリカの大学に生み出されたものなのか。そして、どう活かすべきなのか。大学における学習支援の歴史と実践を整理し、その活用の道を拓く。

目次

第1部 アメリカの高等教育場面の学習支援を概観する(アメリカ高等教育の現代の様相;アメリカ大学生の「学び」をめぐる議論;学習支援の枠組み―「専門性」からの観点)
第2部 歴史的観点からアメリカの学習支援を考える(学習支援の萌芽期―1600年代‐1820年代;教授法・学習方略の変革初期―1830年代‐1860年代;組織的な学習支援部局の設置期―1870年代‐1940年代;学習支援の爆発的拡大期―1940年代‐1970年代;教授法・学習方略の開花期―1970年代中期‐1990年代中期;包括的な学習支援アプローチ期―1990年代中期‐現在)
第3部 展望:日本の学習支援の可能性を模索する(ターム使用上の混乱―リメディアル教育と初年次教育の概念区分;教授法・学習方略の実践―アクティブラーニングという方法;学習成果・評価のあり方;「定着」率の向上に関わる学習支援の役割;「障害学生支援」的観点の欠如)

感想・レビュー

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大学で教育を受ける準備のできていない学生の学習力を高める教育の歴史(アメリカ)とそれを踏まえて日本での実情(2017年時点)と展望について。細かく見ていけば完全に準備ができている学生はほとんどいないが,自分で補完したり仲間と協力したり,あるいは諦めたりなどで対応するのが一般的か。それができない場合,休退学につながりやすい。組織的に対応するということは組織にとって利があるから。学習支援という字が表すように学習者の主体性を引き出せないと難しい部分がありそうだ。2023/03/13

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