出版社内容情報
グローバル化・高度化を続けるイスラーム金融を実証的に分析。発展史から地域的特性、金融商品の内容、イスラーム法との関係まで
序 章 イスラーム金融のグローバル化をどう捉えるか
1 課題の所在と問題意識
2 本書の主題と目的
3 先行研究および本書の意義と視座
4 本書の構成
第1章 現代イスラーム金融取引の基底
1 はじめに
2 市場拡大とグローバル化
3 金融商品・市場の基本的枠組み
4 イスラーム金融取引の基礎契約概念
5 小括
第2章 イスラーム金融の国別発展形態と環境要因
1 はじめに
2 国別発展に関する宗教性と金融発展度合いによる類型の枠組み
3 各類型における特徴
4 各類型を超えるグローバル展開を支えた種々のインフラ
5 小括
第3章 イスラーム金融の「周縁地域」における発展経路
1 はじめに
2 潜在市場型――アフリカ諸国における萌芽――
3 先端金融型? 英国,シンガポール,フランスにおける発展
4 先端金融型? 日本における進展――制度と金融機関の取り組み――
5 小括
第4章 イスラーム金融商品の発展系譜
――理念と金融技術の相互作用――
1 はじめに
2 イスラーム金融の発展に関する2つの考え方
3 ムダーラバ・コンセンサスの批判的検討と再解釈
4 コンバージョン・コンセンサスと逆説的捷径
5 小括
第5章 「地域軸×商品軸ベクトル」によるイスラーム金融市場発展の解釈法
1 はじめに
2 事業環境マトリクスと商品との関係
3 「地域軸×商品軸ベクトル」によるイスラーム金融発展史
4 小括
結論
*
注
参考文献
あとがき
人名索引
事項索引
吉田 悦章[ヨシダ エツアキ]
1971年 神奈川県に生まれる。 1995年 一橋大学商学部卒業。 1995年 日本銀行入行。国際金融市場分析や経済調査等に従事。 2007年 国際協力銀行入行。イスラム金融等を担当。 2008年 早稲田大学ファイナンス研究センター客員准教授(兼任)。 現 在 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任准教授。京都大学博士(地域研究)。 著 作 『はじめてのイスラム金融』〈KINZAIバリュー叢書〉(きんざい,2016年),『イスラム金融はなぜ強い』(光文社新書,2014年),『イスラム金融入門』(東洋経済新報社,2007年),『現代のイスラム金融』〔共著〕(日経BP社,2008年),他。
内容説明
急激にグローバル化・高度化するイスラーム金融を実証的に分析。その発展史から、地域的特性、金融商品の内容、イスラーム法との関係まで、イスラーム金融を総合的に知る上で必読の一冊。
目次
序章 イスラーム金融のグローバル化をどう捉えるか
第1章 現代イスラーム金融取引の基底
第2章 イスラーム金融の国別発展形態と環境要因
第3章 イスラーム金融の「周縁地域」における発展経路
第4章 イスラーム金融商品の発展系譜―理念と金融技術の相互作用
第5章 「地域軸×商品軸ベクトル」によるイスラーム金融市場発展の解釈法
結論
著者等紹介
吉田悦章[ヨシダエツアキ]
1971年神奈川県に生まれる。1995年一橋大学商学部卒業。日本銀行入行。国際金融市場分析や経済調査等に従事。2007年国際協力銀行入行。イスラム金融等を担当。2008年早稲田大学ファイナンス研究センター客員准教授(兼任)。現在、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任准教授。京都大学博士(地域研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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