パネルデータの調査と分析・入門

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  • サイズ B5判/ページ数 151p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784779510977
  • NDC分類 361.9
  • Cコード C3036

出版社内容情報

パネルデータの特性に鑑みて、調査方法からデータハンドリング、 そして分析までをカバーしたはじめての包括的な入門書。

はじめに

第?部 チュートリアル

01 パネル調査の現状 田中慶子

1 なぜ,パネル調査なのか?

2 パネル調査(データ)時代の到来

3 日本のパネル調査(パネルデータ)

4 パネル調査(パネルデータ)のこれから



02 パネル調査法 保田時男

1 パネル調査の設計・実施方法への着目

2 実査前の準備

3 実査以降  

4 ま と め  



03 回帰分析 筒井淳也

1 回帰分析の考え方:誤差とバイアス

2 回帰分析のしくみ 

3 回帰分析の分析例 

4 回帰分析の限界 



04 パネルデータ分析法・基礎編 筒井淳也

1 調査観察とデータの構造 

2 パネル調査の特徴とパネルデータの形式

3 変数のタイプ分けと基本的分析方針

4 パネルデータの記述方法



05 パネルデータ分析法・応用編 水落正明

1 パネルデータの利点を生かした推定モデル

2 分析手順  

3 分析の実際

4 おわりに 



06 パネルデータにおけるサンプル脱落への対処 三輪 哲

1 サンプル脱落で困ることは何か  

2 未回答による欠測の諸問題 

3 欠測による偏りへの対処法 

4 ウェイトによる補正方法  

5 おわりに 



第?部 分析例

07 有配偶男性の家事実施頻度の変化 内田哲郎

1 はじめに  

2 各時点における有配偶男性の家事実施頻度 

3 Wave1 とWave5 の2時点間における家事実施頻度増加者の割合 

4 出生コーホート別にみた家事実施頻度の変化 

5 まとめと考察



08 親の子どもに対する関わり方の経時的変化と規定要因  苫米地なつ帆・三輪 哲

1 はじめに  

2 子どもに対する関わりについての先行研究と再検討されるべき焦点 

3 データと変数 

4 分析戦略 

5 分析結果 

6 子どもの成長と親子の関わり:パネルデータからみえる姿 



09 定年による家事分担の変化 竹内麻貴

1 問題設定:生計維持分担への着目  

2 先行研究 

3 データと分析方法 

4 推定結果 

5 ま と め 



10 ライフイベントが性役割態度に与える影響 多賀 太・筒井淳也

1 問題の所在 

2 データと分析方法 

3 分析結果 

4 考察と課題 



11 定年退職が精神的健康に与える影響 水落正明

1 問題意識  

2 データ  

3 負の二項回帰モデルによる推定

4 ま と め

 

12 女性就業を規定する社会経済的要因および家族要因 乾 順子

1 はじめに  

2 先行研究  

3 使用するデータ 

4 分析結果 

5 ま と め 



13 親へのサポートと就労状況の関連 西野勇人

1 はじめに 

2 先行研究とこれまでのデータ分析

3 データと変数

4 分析結果

5 おわりに

筒井 淳也[ツツイ ジュンヤ]
立命館大学社会学部教授最終学歴:一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学,博士(社会学)主要業績:『仕事と家族』(中公新書,2015 年),『結婚と家族のこれから』(光文社新書,2016 年)

水落 正明[ミズオチ マサアキ]
南山大学総合政策学部教授最終学歴:東北大学大学院経済学研究科博士後期課程修了,博士(経済学)主要業績:「周囲からのサポートが受診抑制に与える影響?三重県津市白山地域の調査データを用いて?」(『医療と社会』25(4),2016 年),「ファミリー・フレンドリーな職場の未婚者」(『季刊家計経済研究』110,2016 年)

保田 時男[ヤスダ トキオ]
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪商業大学JGSS研究センター研究員・総合経営学部講師。主著『調査データ分析の基礎―JGSSデータとオンライン集計の活用』(共著,有斐閣,2007年)『現代日本人の家族―NFRJからみたその姿』(共著,有斐閣,2009 年)

目次

第1部 チュートリアル(パネル調査の現状;パネル調査法;回帰分析;パネルデータ分析・基礎編;パネルデータ分析法・応用編;パネルデータにおけるサンプル脱落への対処)
第2部 分析例(有配偶男性の家事実施頻度の変化;親の子どもに対する関わり方の経時的変化と規定要因;定年による家事分担の変化;ライフイベントが性役割態度に与える影響;定年退職が精神的健康に与える影響;女性就業を規定する社会経済的要因および家族要因;親へのサポートと就労状況の関連)

著者等紹介

筒井淳也[ツツイジュンヤ]
立命館大学産業社会学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学、博士(社会学)

水落正明[ミズオチマサアキ]
南山大学総合政策学部教授。東北大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)

保田時男[ヤスダトキオ]
関西大学社会学部教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学、修士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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