大学におけるアクティブ・ラーニングの現在―学生主体型授業実践集

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大学におけるアクティブ・ラーニングの現在―学生主体型授業実践集

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779510854
  • Cコード C3037

出版社内容情報

日本の大学で行われているアクティブ・ラーニングの多様性と豊かさを伝えるとともに、その導入のヒントとなる実践事例集。

01  生活環境科学入門

大学教員と企業を取材する初年次教育は大学時代を豊かにするか(小田隆治)



1 はじめに 

2 授業導入の経緯 

3 「生活環境科学入門」とはどのような授業か

4 授業設計 

5 授業の展開と学生の声

6 おわりに 



第1部 主体的な学びとは何かを問い直す



02  教養実践演習

初年次からの論文作成と「学生の主体的な学び」にかかる問題意識(杉原真晃)



1 はじめに 

2 授業の概要

3 学習にかかる問題点と教授・学習活動の工夫

4 学習の評価

5 「学生の主体的な学び」にかかる問題意識

6 学生の興味・関心の偏りへの対応

7 主体的な学びの評価

8 「教え」と「学び」の関係性

9 さいごに



03  あなたの中の大学:学生主体型授業への挑戦

学生主体型授業漂流記(橋爪孝夫)



1 はじめに 

2 学生主体型授業とは何か

3 学生主体型授業漂流記 

4 結びにかえて



04  臨床教育学入門:

続・自らの生き方を問い直す大学教育―真の〈主体性〉を育てる教師のあり方(荒木奈美)



1 はじめに 

2 授業概要 

3 授業の実際 

4 考  案 



05  保育者養成課程における講義系科目の実践(清多英羽)



1 はじめに 

2 今どきの短期大学生の現実 

3 学生が理論を学ぶことに無関心な理由

4 講義の反省とその後の工夫の方向性 

5 主体性を引き出す授業実践の概要 

6 おわりに 



06 「総合基礎演習」の歩み

学生が問題を発見し,調査し,共に考えていく授業(青木滋之)



1 はじめに

2 「総合基礎演習」で学生が取り上げたテーマ

3 [失敗談]教員からの「押し付け」と,学生に「任せきり」の授業

4 学生の自主性と,教員の専門性をどう両立させるか

5 2011 年度の「総合基礎演習」,主体的学習における教員の役割

6 今後の取り組み:「初年次ゼミ」への接続 



第2部 地域連携とプロジェクト・ベースト・ラーニング

07 女子大生が選ぶファミリーファッション

自主参加型地域連携プロジェクトにおける生活デザイン学科の挑戦(白井 篤)



1 はじめに

2 地域連携プロジェクトの概要

3 プロジェクトの流れとふりかえり 

4 学習効果(社会人基礎調査)

5 おわりに 



08  学生映画コンテストin 瀬底島

PBL と大学広報とを連携させる試み(松本健太郎・鈴木信子)



1 学生が教育の枠組みをつくる教育 

2  イベント準備:学生による議論とそのためのコミュニケーション・メディア

3 「学生映画コンテストin 瀬底島」の概要 

4 外部の人々とのかかわりのなかで 

5 学生が作成するコンテンツと,それをもちいた広報活動の可能性 

6 結語にかえて



09  住環境計画

空間の質を「言語化」する授業―雑司ヶ谷をフィールドにした「自発創成型教育活動」の展開の一歩として(薬袋奈美子)



1 はじめに 

2 「住環境計画」について 

3 授業の概要 

4 大学近隣をフィールドにする教育の効果と発展

5 おわりに



10  東日本大震災からの復旧復興過程と学生の主体性

2事例からの経験則(丸岡 泰)



1 はじめに 

2 「語り部」学生 

3 「異議申し立て」学生

4 体験を教育に生かす 

5 おわりに



第3部 理系科目における学生主体型授業



11 体感する科学

学生主体型・プロジェクト解決型授業(千代勝実)



1 はじめに 

2 物理教育研究での学生主体型講義

3 「体感する科学」の概要

4 「体感する科学」の授業内容

5 授業「体感する科学」の考察

6 ま と め



12  北大に風車を建てようプロジェクト

秘密工作員のミッションとは(山田邦雅)



1 風プロを始めた背景

2 風プロの概要

3 理論の学習

4 風車模型コンテスト

5 クラスマネジメント

6 シラバス 

7 風車の見学 

8 風プロの展望



13  サイエンスコミュニケーション

学生主体型授業の冒険は続く(栗山恭直)



1 はじめに

2 SCI:オープンキャンパスでの説明

3 サイエンスコミュニケーションの基本

4 科学コミュニケーション?の企画?:出前実験

5 その他の科学コミュニケーション?の企画 

6 学生の受講態度:スタートアップセミナーとの比較 



14  ウェブサービスの授業活用は学生の主体的な学びの夢を見るか?!

ICT を活用した授業実践(松澤 衛)



1 はじめに 

2 サイボウズLive とは

3 サイボウズLive を用いた授業 

4 今後の課題



第4部 さまざまな学生主体型授業



15 ハイブリッド自主演習

学生が先生になる?(越村 勲)



1 はじめに:学生主体型授業への本学の取組み

2 デザイン教育とPBL

3 CS-Lab とハイブリッド自主演習

4 二年目の「失敗」,三年目の「再試行」

5 結びにかえて 



16  学術日本語?

留学生の発表活動における学生による評価項目の考案と自己評価・他者評価(田中真寿美)



1 はじめに 

2 2013 年度後期の授業の概要 

3 学生の反応 

4 実践の改善へ向けて 

5 おわりに 



17 「 自己理解」と「社会理解」

「 キャリアデザイン」科目における学生主体型授業(松坂暢浩)



1 授業概要について 

2 授業運営の工夫について 

3 「合同成果発表コンテスト」への取り組みについて 

4 学生のグループ活動における気づきについての考察 

5 今後の課題について 



18  共通教育の英語教育

「必然性」のある授業内容を心がける(日野信行)



1 はじめに 

2 教員の留意事項(語学授業に限らない) 

3 授業方針(英語教育に関して) 

4 授業方法 

5 メディアの比較の例 

6 本授業の基本理念 

7 む す び 



19  グローバル社会を生き抜く

遠隔地大学間連携によるICTを活用した学生主体型授業の冒険(時任隼平)



1 はじめに 

2 本授業(冒険)の概要 

3 三つの荒波 

4 学生は満足したのか 

5 まとめ:遠隔地大学間連携による学生主体型授業のススメ

小田 隆治[オダ タカハル]
山形大学地域教育文化学部教授。高等教育研究企画センター企画マネジメント部門長。〔理学博士〕著書に,「大学職員の力を引き出すスタッフ・ディベロップメント」(ナカニシヤ出版,2010年),「学生主体型授業の冒険―自ら学び考える大学生を育む」(共編著/ナカニシヤ出版,2010 年),「学生と変える大学教育―FD を楽しむという発想」(共著/ナカニシヤ出版,2009 年),「生物学と生命観」(著/培風館,2000 年),「日本の大学をめざす人の生物学」(共編著/東海大学出版会,2003 年)など。

内容説明

本書は、日本の大学で行われているアクティブ・ラーニングの実践集である。ここにはこれこそがアクティブ・ラーニングだというものがあるわけではない。多様な授業の中で展開されているアクティブ・ラーニングの豊かな泉があるだけだ。読者には、この中から自分流のメソッドを汲み取って、自分のアクティブ・ラーニングを作り出していって欲しい。

目次

生活環境科学入門―大学教員と企業を取材する初年次教育は大学時代を豊かにするか
第1部 主体的な学びとは何かを問い直す(教養実践演習―初年次からの論文作成と「学生の主体的な学び」にかかる問題意識;あなたの中の大学:学生主体型授業への挑戦―学生主体型授業漂流記;臨床教育学入門―続・自らの生き方を問い直す大学教育:真の“主体性”を育てる教師のあり方;保育者養成課程における講義系科目の実践;「総合基礎演習」の歩み―学生が問題を発見し、調査し、共に考えていく授業)
第2部 地域連携とプロジェクト・ベースト・ラーニング(女子大生が選ぶファミリーファッション―自主参加型地域連携プロジェクトにおける生活デザイン学科の挑戦;学生映画コンテスト in 瀬底島―PBLと大学広報とを連携させる試み;住環境計画―空間の質を「言語化」する授業:雑司ヶ谷をフィールドにした「自発創成型教育活動」の展開の一歩として;東日本大震災からの復旧復興過程と学生の主体性―2事例からの経験則)
第3部 理系科目における学生主体型授業(体感する科学―学生主体型・プロジェクト解決型授業;北大に風車を建てようプロジェクト―秘密工作員のミッションとは;サイエンスコミュニケーション―学生主体型授業の冒険は続く;ウェブサービスの授業活用は学生の主体的な学びの夢をみるか?!―ICTを活用した授業実践)
第4部 さまざまな学生主体型授業(ハイブリッド自主演習―学生が先生になる?;学術日本語1―留学生の発表活動における学生による評価項目の考案と自己評価・他者評価;「自己理解」と「社会理解」―「キャリアデザイン」科目における学生主体型授業;共通教育の英語教育―「必然性」のある授業内容を心がける;グローバル社会を生き抜く―遠隔地大学間連携によるICTを活用した学生主体型授業の冒険)

著者等紹介

小田隆治[オダタカハル]
山形大学地域教育文化学部教授。教育開発連携支援センターFD部門長。小白川キャンパス国際センター長。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。